
昨日開催されましたWeb講演会「Asthma Expert Meeting」に参加いたしました。今回は一宮市の「しらき内科クリニック」の白木晶先生と、国立国際医療研究センター病院の放生雅章先生にご講演いただき、私自身は座長・司会進行として参加いたしました。白木先生は私と同じ名古屋大学呼吸器内科医局の出身ですが、開業前は大垣市民病院で長年に渡り「吸入薬」の「吸入指導」の普及に尽力されてみえた先生で、開業後も積極的に気管支喘息の診療に取り組んでおみえです。一方放生先生は呼吸器内科医ではまず知らない人はいないご高名な先生で、いつも実臨床に即したご講演をされ大変勉強になります。
白木先生でのご講演では、コロナ禍で先生が実際にどのように診療をされてみえるのかお伺いすることができ、全身防護服を装着して吸入指導を実施している様子を写真でも拝見し大変熱いものを感じ感銘を受けました。また放生先生のご講演では、いま注目されている喘息の「吸入ステロイド薬」「長時間作用性β刺激薬」「抗コリン薬」の3種類の吸入薬を配合した「3剤合剤」のご使用経験や、コロナ禍における喘息診療の注意点など、診療に活かせる情報ばかりをお話いただき大変有意義な時間を過ごすことができました。
講演後のディスカッションでも、参加いただいた複数の先生方にご発言いただき、それぞれが頑張って診療に取り組んでみる様子を垣間見ることができ大変励みになりました。
今回の講演会で得られたものを早速これからの診療に活かしていきたいと思います。
今後とも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。