けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
昨日開催されました「ビレーズトリTVシンポジウム」にて「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」と「喘息COPD合併症(ACO)」について、講演させていただきました。「COPD」は喫煙を主因とする慢性進行性疾患で、現在日本では650万人以上の方が未だ診断されずに潜在していると言われています。自覚症状が出てきたときにはすでにある程度進行している場合もあり、症状が無いか軽いうちに早期診断・早期治療に取り組むことが重要視されています。また「COPD」の方のおよそ3割が「喘息」を合併しているとも考えられており、その診断と治療薬の選択には病気の予後も関連してくることから重要視されています。
その一方で、開業医では呼吸機能検査の実施率も低いことから、呼吸器専門医のいる高次医療機関との病診連携が重要と言われていますが、現在コロナ禍で感染対策をとる上で十分な検査が実施できない場合もあります。今回の講演では、けやき内科での「マルチスライスCT」や「呼吸機能検査」「FeNO測定」などを用いた診断のとりくみと、薬剤選択の考え方などを中心に講演させていただきました。今回の講演が聴講いただいた先生方の多少なりとも参考になりましたら幸いです。
今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。
2021年11月25日
2021年11月18日
「平針呼吸器セミナー」に参加いたしました。
けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
昨日名古屋記念病院にて開催されました「平針呼吸器セミナー」に参加いたしました。このセミナーは名古屋記念病院の呼吸器内科が主催され、病診連携(病院と診療所の医療連携)のために定期的に開催されているとのこと。今回も名古屋記念病院の先生方や、近隣の診療所や調剤薬局の医師・薬剤師の方々が参加されてみえました。
今回のセミナーでは私が呼吸器専門医である一診療所の医師の立場として、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「ACO(喘息COPD合併症)」の診断と治療について、呼吸器学会のガイドラインの内容をふまえつつけやき内科にてどのような診療を行なっているかを中心に講演させていただきました。
「COPD」は喫煙を主因として引き起こされる慢性進行性の呼吸器疾患で「咳」「痰」「息切れ」といった気道症状を特徴としますが、無症状のまま病状が進行していく場合も少なくなく、症状が出てきたときにはすでに重症な状態になっている事もあります。現在日本においては、未診断のCOPD患者は650万人以上潜在していると言われており、適切なスクリーニングにより早期診断および早期治療介入の重要視されています。当地域では四大学医学部の呼吸器内科を中心に発足されたNPO法人「愛知県COPDネットワーク(AC.net)」が「COPDの啓蒙と診断の促進」を目的に活動をしていますが、私もこの法人には理事として発足当時から参加させていただいております。
私のような立場で大病院が主催するセミナーで講演させていただくのは大変恐縮でしたが、多少なりともご参加いただいた先生方の今後の診療の参考としていただければ幸いです。今回お招きいただきました名古屋記念病院呼吸器内科部長の宮崎先生に、この場を借りて御礼申し上げます。
今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。
昨日名古屋記念病院にて開催されました「平針呼吸器セミナー」に参加いたしました。このセミナーは名古屋記念病院の呼吸器内科が主催され、病診連携(病院と診療所の医療連携)のために定期的に開催されているとのこと。今回も名古屋記念病院の先生方や、近隣の診療所や調剤薬局の医師・薬剤師の方々が参加されてみえました。
今回のセミナーでは私が呼吸器専門医である一診療所の医師の立場として、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「ACO(喘息COPD合併症)」の診断と治療について、呼吸器学会のガイドラインの内容をふまえつつけやき内科にてどのような診療を行なっているかを中心に講演させていただきました。
「COPD」は喫煙を主因として引き起こされる慢性進行性の呼吸器疾患で「咳」「痰」「息切れ」といった気道症状を特徴としますが、無症状のまま病状が進行していく場合も少なくなく、症状が出てきたときにはすでに重症な状態になっている事もあります。現在日本においては、未診断のCOPD患者は650万人以上潜在していると言われており、適切なスクリーニングにより早期診断および早期治療介入の重要視されています。当地域では四大学医学部の呼吸器内科を中心に発足されたNPO法人「愛知県COPDネットワーク(AC.net)」が「COPDの啓蒙と診断の促進」を目的に活動をしていますが、私もこの法人には理事として発足当時から参加させていただいております。
私のような立場で大病院が主催するセミナーで講演させていただくのは大変恐縮でしたが、多少なりともご参加いただいた先生方の今後の診療の参考としていただければ幸いです。今回お招きいただきました名古屋記念病院呼吸器内科部長の宮崎先生に、この場を借りて御礼申し上げます。
今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。
2021年11月17日
今日は「World COPD Day (世界COPDの日)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日11月17日は「World COPD Day (世界COPDの日)」です。みなさん、ご存じですか?
「COPD」というのは「Chronic Obstructive Pulmonary Disease : 慢性閉塞性肺疾患」のことで、主にタバコによっておこる肺の機能障害をきたす病気です。以前は「肺気腫」や「慢性気管支炎」ともよばれていました。ながくつづく「せき」「たん」「息切れ」を主な症状とする病気ですが、初期のうちはあまり自覚症状がない場合もあります。
現在日本ではCOPDでありながら診断・治療されていない方が650万人以上いると推測されており、世界的にもWHOにより2030年までにCOPDが世界の死因第三位までになるであろうと予測されています。このような現状のなかCOPDが社会的に認知されていないことが問題視されており、まずは一般のかたがたにCOPDを知ってもらおうという目的で2002年に「Word COPD Day」が提唱されました。
「けやき内科」では診断に不可欠な「呼吸機能検査」はもちろん、また「COPD」の病状判断に有用な「マルチスライスCT」による「肺気腫解析」も実施しています。「COPD」に「気管支喘息」が合併した「ACO(Asthma-COPD Overlap: 喘息COPDオーバーラップ)」の診断に有用な「呼気中NO測定」や、COPDに伴う呼吸不全の判断に役立つ「動脈血液ガス分析」も実施しております。「World COPD Day」を機会に「もしかしたら自分も・・・」と思われる方は受診されることをおすすめいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2021年11月14日
今日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日11月14日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です。
IDF(International Diabetes Federation: 国際糖尿病連合)の発表によると、現在の世界の成人における糖尿病患者数は4億6300万人、年間500万人以上の方が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。このまま増え続ければ2045年には世界の糖尿病患者数は約7億人に達成すると予想されています。
「世界糖尿病デー」は2006年に国連でIDFからの「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択されさだめられました。糖尿病の脅威に対して「糖尿病との闘いのために団結しよう(Unite for Diabetes)」をキャッチフレーズに、「ブルーサークル」をシンボルマークとして全国で糖尿病抑制にむけたキャンペーンが展開されます。今年も各地の名所の「ブルーライトアップ」を中心に「糖尿病デー」にちなんだイベントが開催される予定です。
糖尿病は初期には症状がないことがほとんどであり、発症にきづかないまま進行している事も珍しくありません。糖尿病を早期発見するためには、健康診断を積極的にうけることが一番です。現在各地方自治体が実施している「特定健康診査」においても糖尿病かどうかを判断する検査項目がふくまれており、積極的にうけられることをおすすめいたします。「けやき内科」も委託医療機関として実施可能(予約制)ですので、ご希望の方は是非お申し出下さい。
また「けやき内科」では糖尿病の病状判断に有用な「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の測定に、採血後すぐに結果がでる「DCAバンテージ」を導入しておりますので、受診当日に結果を確認して治療方針を相談することが可能です。「採血の結果はまた次回、といつも言われてるけど大丈夫かな?」とご不安な方は、ぜひ一度ご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
今日11月14日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です。
IDF(International Diabetes Federation: 国際糖尿病連合)の発表によると、現在の世界の成人における糖尿病患者数は4億6300万人、年間500万人以上の方が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。このまま増え続ければ2045年には世界の糖尿病患者数は約7億人に達成すると予想されています。
「世界糖尿病デー」は2006年に国連でIDFからの「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択されさだめられました。糖尿病の脅威に対して「糖尿病との闘いのために団結しよう(Unite for Diabetes)」をキャッチフレーズに、「ブルーサークル」をシンボルマークとして全国で糖尿病抑制にむけたキャンペーンが展開されます。今年も各地の名所の「ブルーライトアップ」を中心に「糖尿病デー」にちなんだイベントが開催される予定です。
糖尿病は初期には症状がないことがほとんどであり、発症にきづかないまま進行している事も珍しくありません。糖尿病を早期発見するためには、健康診断を積極的にうけることが一番です。現在各地方自治体が実施している「特定健康診査」においても糖尿病かどうかを判断する検査項目がふくまれており、積極的にうけられることをおすすめいたします。「けやき内科」も委託医療機関として実施可能(予約制)ですので、ご希望の方は是非お申し出下さい。
また「けやき内科」では糖尿病の病状判断に有用な「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の測定に、採血後すぐに結果がでる「DCAバンテージ」を導入しておりますので、受診当日に結果を確認して治療方針を相談することが可能です。「採血の結果はまた次回、といつも言われてるけど大丈夫かな?」とご不安な方は、ぜひ一度ご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2021年11月12日
今日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。世界は今まさにコロナウイルスによる「新型肺炎」のパンデミックに直面していますが、以前から特に途上国においては小児の「肺炎」による死亡が大きな問題となっていました。「Stop Pneumonia」 のホームページでは、2020年に地球上で200万人以上の方が「新型肺炎」で亡くなったという事実に直面し、途上国では大気汚染などの環境問題が存在することや、小児を中心に未だに多くの方がワクチン接種などの十分な対策が行われていないことを掲げ、地球規模での対策を打ち立てていくべきであることを提唱しています。
日本においては2020年の人口動態統計にによると、「新型肺炎」による死亡者数は3,466人、コロナウイルス以外の細菌性肺炎も含めた肺炎死亡者数は78,445人と、感染対策が功を奏したのか肺炎全体の死亡者数は2019年に比べて1万人以上の減少となっていますが、それでも日本における死因の第5位となっています。特に高齢者における「肺炎」の死亡率の高さは問題となっており、いかに「肺炎」を予防するか、いかに早期診断し、いかに治癒につなげるかということが課題になっています。「新型肺炎」も肺疾患などの基礎疾患がある事以外に「高齢者」が危険因子である事はみなさんご存知の通りです。
細菌性の「肺炎」やコロナウイルスによる「新型肺炎」の予防のためには「手洗い」がもっとも重要です。特に外出から帰宅した際には必ず行う事をおすすめします。また「肺炎」を起こす細菌のうち「肺炎球菌」については「予防接種」を受けることが可能です。定期接種である「成人用肺炎球菌予防接種」は名古屋市では65才以上の方はお一人一回に限り自己負担4,000円で接種することができます(接種後5年間有効、再接種については全額自費)。「けやき内科」でも予約制で実施しております(キャンセル不可)ので、ご希望の方は是非お問い合わせください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
今日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。世界は今まさにコロナウイルスによる「新型肺炎」のパンデミックに直面していますが、以前から特に途上国においては小児の「肺炎」による死亡が大きな問題となっていました。「Stop Pneumonia」 のホームページでは、2020年に地球上で200万人以上の方が「新型肺炎」で亡くなったという事実に直面し、途上国では大気汚染などの環境問題が存在することや、小児を中心に未だに多くの方がワクチン接種などの十分な対策が行われていないことを掲げ、地球規模での対策を打ち立てていくべきであることを提唱しています。
日本においては2020年の人口動態統計にによると、「新型肺炎」による死亡者数は3,466人、コロナウイルス以外の細菌性肺炎も含めた肺炎死亡者数は78,445人と、感染対策が功を奏したのか肺炎全体の死亡者数は2019年に比べて1万人以上の減少となっていますが、それでも日本における死因の第5位となっています。特に高齢者における「肺炎」の死亡率の高さは問題となっており、いかに「肺炎」を予防するか、いかに早期診断し、いかに治癒につなげるかということが課題になっています。「新型肺炎」も肺疾患などの基礎疾患がある事以外に「高齢者」が危険因子である事はみなさんご存知の通りです。
細菌性の「肺炎」やコロナウイルスによる「新型肺炎」の予防のためには「手洗い」がもっとも重要です。特に外出から帰宅した際には必ず行う事をおすすめします。また「肺炎」を起こす細菌のうち「肺炎球菌」については「予防接種」を受けることが可能です。定期接種である「成人用肺炎球菌予防接種」は名古屋市では65才以上の方はお一人一回に限り自己負担4,000円で接種することができます(接種後5年間有効、再接種については全額自費)。「けやき内科」でも予約制で実施しております(キャンセル不可)ので、ご希望の方は是非お問い合わせください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。