2021年11月11日

Q「毎年秋頃に風邪をひくのをきっかけに春頃まで咳が・・・」

教えてドクター2.jpgQ) 毎年秋頃(10月、11月)に風邪をひくのをきっかけに、春頃(2月、3月)まで咳が続きます。昨年12月は特にひどく、マイコプラズマとアレルギーが原因と言われました。どう対策をするのが良いのでしょうか。

A) マイコプラズマ感染症は気道感染症において珍しいものではなく、長く咳が続くのを特徴としますが、毎年半年近く同じ時期に咳が続くというのは「マイコプラズマ」ではなく「アレルギー」の問題が主であると考えます。
このように「季節性のある咳」というのはアレルギー疾患の特徴ですが、病名としては「気管支喘息」が最も疑わしいと考えられます。「気管支喘息」というと「いつも咳き込んでいる」「いつもゼイゼイいっている」というイメージされる方も多いですが、「風邪をひくと咳が長引く」「季節の変わり目に咳が出る」といった一時的な症状である場合も少なくありません。
今回の場合はきちんとした診断をされているわけではないようなので、専門医に受診されたわけではなく治療も「症状が出たら受診しておさまったら治療をやめる」といった対処をされているのではないかと予想いたします。「気管支喘息」の場合、最も良い対処は「症状が治まっても治療を継続すること」です。症状がなくなっても病気として治っているわけではないので、毎年同じ時期に症状が出てしまうのです。一度呼吸器専門医を受診して、きちんとした診断のもとに治療を受けることをお勧めいたします。


(2021年11月11日 中日新聞市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
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2021年11月07日

ずいぶん肌寒くなってきましたね。

2021秋けやき内科blog.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

早いもので11月に入ってもう1週間が経過しました。
少し前まで暑い日もあったように思っていましたが、もう肌寒く感じるようになり冬がすぐやってくるのを感じます。今年は秋がすごく短かったような・・・
コロナ禍になってから学校や仕事はリモートが多くなり、夏休みやゴールデンウィークの旅行などにいく機会もすごく減り、忘年会や新年会などの集まりも無くなって、日々が単調に過ぎていくような感覚がありいつの間にか月日が経過しているというのを感じているのは私だけでしょうか。
今は新型コロナウイルスも第5波がおさまってきたところで、いずれ第6波がくるとは言われていますが小康状態が続いているような現状となっています。できればこのまま終息して日常を取り戻せるとすごくいいのですが。

これからの寒い時期、インフルエンザを中心とした感染症が流行する時期ではあります。現在「けやき内科」ではインフルエンザの予防接種を予約制で実施中です。すでに多くの問い合わせをいただきたくさんのご予約を頂いておりますが、今年はワクチンの生産数が昨年より少なくなると言われています。ご希望の方はできる限り早めのご予約をよろしくお願いいたします。

また新型コロナウイルスの予防接種ですが、今週でいったん接種終了となります。最近「3回目のワクチンをいつうってもらえるのか」という問い合わせをいただきますが、現時点で具体的にいつから開始となるかは未定です。(3回目の接種医療機関としての登録申請はしておりますのでご安心ください。)行政からの通知があり次第、ホームページやこのブログなどでアナウンスいたしますので、よろしくお願いいたします。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
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