2022年04月24日

「Japan Respiratory Clinic Network 」の講演会に参加いたしました。

2022JRC-Net Conference in KYOTO Blog.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
昨日開催されました「JRC-NET (Japan Respiratory Clinic Network)」の講演会に参加いたしました。「JRC-NET」は日本呼吸器学会に所属する呼吸器専門医のうち主に診療所に勤務するいわゆる「開業医」が中心に参加している、医療情報の共有や学会への参加を目的としたネットワークです。現在「日本呼吸器学会学術講演会」が開催されており、学会の会期・会場に合わせて京都にて開催されました。私は診療スケジュールの都合上Webから参加させていただきました。
「JRC-NET」は昨年発足されたため今回の講演会は第二回となりますが、今回は香川県の亀井内科呼吸器科医院の亀井雅先生から「気管支喘息」の治療における3剤配合吸入剤による治療の考え方についてご講演いただき、引き続いて私自身も「新型コロナウイルス感染症」の流行期において呼吸器診療をどのような体制で実施していくかを講演させていただきました。亀井先生のご講演は、最新の医療情報から先生が専門的に行われている気管支喘息の診療における考え方まで幅広くご講演いただき大変勉強になりました。私自身の講演は学術的な知見というよりは臨床現場でいかに診療体制を整備するかという内容でしたが、聴講いただいた先生からご質問もいただきありがたく思いました。最後に北海道の豊水総合メディカルクリニックの西村正治先生より先生ご自身の臨床研究実績のご紹介から今後の「JRC-NET」における研究計画などをご講演いただきました。私自身は今後も積極的に専門的な呼吸器診療の実践、医療レベルの向上につとめていきたいと考えており、今回の講演会に参加して今後も意欲的に取り組んでいく気持ちを新たにした次第です。
これからもより専門的な呼吸器診療が提供できますよう励んでいきたいと思います。今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。


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2022年04月23日

Q「 毎年春のこのくらいの時期になると・・・」

教えてドクター2.jpgQ) 毎年春のこのくらいの時期になると、目のかゆみや、透明な鼻水がでたり、咳が止まらず困っていますが、花粉や黄砂などへのアレルギー症状なのでしょうか?

A) 「毎年同じ季節に症状がでる」というのは、アレルギー疾患を疑う第一の根拠になります。春のこのくらいの時期ですと「ヒノキ花粉」が最も疑わしいでしょうか。「目のかゆみ」「透明な鼻水」というのはいわゆる「花粉症」の代表的な症状ですので、おっしゃる症状からは「ヒノキ花粉」による「花粉症」が最も考えられます。ただご注意いただきたいのは「咳」の症状についてです。確かに「花粉症」でも咳が出ないとは言い切れませんが、「花粉症」の方のおよそ3割は「気管支喘息」が合併するとも言われており、咳の症状は「気管支喘息」によるものの可能性があります。「花粉症」の症状を契機に「気管支喘息」が悪化することは珍しいことではありません。
「花粉症」の治療が抗アレルギー剤の内服が中心になるのに対して、「気管支喘息」は吸入ステロイド薬・気管支拡張薬等の吸入が中心になり、治療方針が異なります。また「花粉症」と「気管支喘息」を合併している場合には、片方の治療のみしていては病状のコントロールができないことも多々あり、両方の治療を適切に並行して行うことでともに治療効果が発揮されます。確定診断および治療のため一度アレルギー専門医を受診することをお勧めいたします。



(2022年4月23日 中日新聞市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2022年04月21日

「重症喘息」のWeb セミナーで講演させていただきました。

20220420SevereAsthmaSeminarblog.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

 昨日開催されました「重症喘息」のWeb セミナー「Sever Asthma Web Seminar」にて「コロナ禍における新たな重症喘息治療戦略」というタイトルで講演させていただきました。
 気管支喘息のおよそ5〜10%はしっかり治療してもなかなか症状のコントロールができない「重症喘息」と言われておりますが、「重症喘息」の方は呼吸機能の低下や、全身ステロイドの投与、頻回の外来受診などから、コロナ感染時の重症化リスク因子と考えられています。したがってコロナ感染時のリスクを減らすため、いかにステロイド全身投与を減らすか、あるいは呼吸機能を改善するかということが治療のポイントとなってきます。また喘息は自覚症状のみの判断では病状を過小評価する傾向にあり、適切な検査も行って病状評価していかないと適切な治療が行われず、コロナ感染に伴って急激に病状が悪化する可能性もあります。またその一方で患者様は「なかなか症状がよくならない」「自分は重症ではないか」と思われていても、実は治療が不十分だったり不適切だったりする場合も中にはありますので注意が必要です。
 今回のWeb セミナーではけやき内科ではどのような診療を実施しているかということもふまえ、昨年改定されたガイドラインにも添いつつ「重症喘息」の治療データなどを紹介させていただきました。ご聴講いただきました先生方の多少なりともお役に立てましたら幸いです。
 また最近けやき内科では「コロナ感染後に咳が続く」ということで受診されて「気管支喘息」と診断される方や、過去に喘息と診断されたことがあり「コロナ感染をきっかけに喘息症状が出てきた」ということで受診される方が非常に増えています。中には「まだコロナが治っていないのでは」「これは『コロナ後遺症』なのか」と不安に感じてみえた方もおみえになります。気管支喘息は適切な治療をすれば80%以上の方はしっかり症状がコントロールできると言われています。ご不安な方は一度受診されることをお勧めいたします。
 今後とも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。

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2022年04月10日

けやき内科での「新型コロナウイルスワクチン」の接種について(第十七報)

コロナウイルスワクチンblog.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
4月11日より、12歳から17歳の「新型コロナウイルワクチン」の追加接種(3回目の接種)の接種券の配布が開始されるのに伴い、けやき内科でも該当する12歳から17歳の方の予約を開始いたします。必ず保護者同伴の上、ご来院の上ご予約ください。
使用するワクチンは「ファイザー社製」です。1回目・2回目の接種を「けやき内科」で接種されていない方でもご予約いただくことが可能です。

下記の注意事項をよく読んだ上でご予約いただきますようお願いいたします。


1) 予約対象

名古屋市在住の方で追加接種(3回目の接種)用の接種券を受け取っている12歳から17歳の方

2) 予約方法

来院いただき受付にて予約(電話での予約不可)

3) 予約受付可能時間

当院の診療時間内であればいつでも可

4) 予約に必要なもの

・けやき内科発行の「接種確認事項および同意書」
・予診票・シール接種券(名古屋市から郵送されてきた書類全て)
・「けやき内科」の診察券(受診歴のない方は新規発行します)
・身分証(健康保険証や免許証など)
・くすり手帳



予約にあたり、必ず下記の注意点にご理解いただきますようお願いします。

・「接種確認事項および同意書」は「けやき内科」の受付カウンターで配布していますが、こちらからダウンロードも可能です。
・何らかの疾患で他院に通院中の方は事前に担当医に相談の上、来院いただきますようお願い致します。「くすり手帳」も確認しますが、担当医の確認ができていないと予約をお断りする場合があります。
・「けやき内科」に受診歴のない方は、ID(診察券)の発行が必要です(無料)。したがってかかりつけの方に比べて手続きに時間がかかることが予想されますので、あらかじめご了承ください。
接種日は指定できません。ワクチンの納入状況や「けやき内科」での接種可能人数により、こちらの指定した日時に接種していただくことになります。
診察と同時に接種することはできません。
予約いただいた場合はキャンセルできません。体調不良等の場合には予約変更となります。集団接種や他医療機関とかけもちで予約しないようご注意ください。
・やむを得ない理由でご本人以外の方が予約に来られる場合は、本人記入の委任状および代理人(ご家族など)の方の身分証の提示が必要です。
「予診票」については、接種当日に記録が必要な部分(当日の体温や当日の体調等)以外についてはできる限り記入した状況で持参してください。予診票に不備があった場合(例えば住所の記載がない、現在の治療についてなどの部分に記載がない等)は、予約をお断りする場合があります。

以上、よろしくお願い致します。
また今後国の定める予防接種対象者の変更やワクチンの納入状況、「けやき内科」の診療状況により、予約方法・接種日などは随時変更いたします。適宜ホームページ、ブログ、院内掲示などでお知らせいたしますので、ご確認いただきますようお願い致します。

今後とも「けやき内科」をよろしくお願い致します。
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2022年04月09日

「頼れるドクター(三河・知多)」でご紹介いただきました。

頼れるドクター2022三河・知多.jpg

「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今月発行の「頼れるドクター(三河・知多)」にて「けやき内科」をご紹介いただきました。
今回の「頼れるドクター」では「検査・検診に力を入れているクリニック」の特集がされ、けやき内科の通院患者数でもっとも多い「気管支喘息」の診療において呼吸機能検査・呼気NO検査・呼吸抵抗測定などの検査を積極的に実施していることもあり、当院も特集ページにて紹介いただいています。また「頼れるドクター(名古屋・尾張)」同様に「検査・治療レポート」のページでも「けやき内科」受診時の喘息の診断から治療までの大まかな流れを紹介いただきました。けやき内科では「気管支喘息」の治療について常に積極的に取り組んでおり、診断・病状評価に有用な「呼吸機能検査」「呼気NO測定」「呼吸抵抗測定」等を用いて、患者様それぞれの病状等に応じた適切な治療計画がたてられるよう心がけております。また治療の主体となる「吸入薬」については「吸入指導依頼書」を用いて調剤薬局と連携をとり、より適正な治療が実践できるよう取り組んでいます。

機会がありましたら是非一度ご覧ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。

posted by けやき内科 at 17:00| マスコミ掲載など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする