「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。今日5月31日は「World No Tobacco Day (世界禁煙デー)」、そして今日から6月6日までの一週間は「禁煙週間」です。
この「世界禁煙デー」はWHOが定めたもので、今年のテーマは「Tobacco: Threat to our environment(タバコ:私たちの環境への脅威)」です。日本では、成年年齢が引き下げられた一方で喫煙に関する年齢制限については引き続き20歳以上とされていることや、喫煙開始年齢の早さと全死因死亡に十分な因果関係があることが報告されていること等から、厚生労働省が「たばこの健康影響を知ろう!〜若者への健康影響について〜」をテーマとして掲げています。
タバコはすっている人のみならず、周囲の人にも「受動喫煙」をおこし健康被害をもたらします。これまでに「自分は吸っていなくとも家族に喫煙者がいると肺癌になりやすい」「親が喫煙している子供は喘息になりやすい」など、さまざまな「受動喫煙」による健康被害が報告されています。現在流行している「新型コロナウイルス」による肺炎の死亡率においては、喫煙者は非喫煙者の10倍以上のリスクとなることが報告されています。喫煙者のかたはタバコの害をきちんと理解して、自分も家族も健康的な生活がおくれるよう「禁煙」にとりくむことをおすすめいたします。
また「けやき内科」では開業時より「禁煙外来」を予約制でおこなっておりましたが、残念なことに現在「禁煙補助薬」の供給が不安定なため実施できない状況となっております。供給が安定化次第再開予定としておりますので、しばらくお待ちいただきますようご理解のほどお願い申し上げます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。