けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
一昨日開催されました「気管支喘息」と「高血圧」のWeb シンポジウムに参加いたしました。今回のシンポジウムでは、まず愛知医科大学呼吸器内科の伊藤理教授に「気管支喘息」についてご講演いただき、引き続いて瀬戸市の公立陶生病院の味岡正純院長に「高血圧」についてご講演いただきました。私自身は今回は二つの特別講演の司会進行役として参加させていただきました。今回は「プライマリケア医」、いわゆる一般開業医を対象としたシンポジウムで、多くの開業医の先生方にご参加いただきました。
「気管支喘息」は呼吸器系の慢性疾患の中では最も患者数が多く、日常診療の中で必ず触れる疾患であると言っても過言ではありません。今回の伊藤先生のご講演では、昨年改定された喘息のガイドラインの内容を踏まえながら、最新の研究データも交えつつ現在の治療の考え方をわかりやすくご講演いただきました。一方「高血圧」は全ての疾患の中で最も数が多いと言われており、内科系開業医であれば必ず治療に携わることになります。今回の味岡先生のご講演では、比較的最近高血圧の適用となった薬剤ながらも重要な位置づけとなった薬剤の使用方法をふまえ、また高血圧と関連の深い「心不全」の治療の考え方もご教示いただきながら大変わかりやすくご講演いただきました。
今回のシンポジウムは「気管支喘息」と「高血圧」の講演を同時に拝聴できる貴重な機会となり、まさに日常診療に直結する有用な講演会となったと思います。今回のご講演から得た知見を早速これからの診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。