「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
厚生労働省からの通知にありますように、本日3月13日より日常生活におけるマスクの着用については「個人の判断に委ねる」という方針となりました。したがってこれまで以上にマスクを着用せずに外出される方が増えてくると思われます。
しかしながらご注意いただきたいこととしては、「マスク着用しなくて良くなっても、コロナウイルスが消えたわけではない」ということです。確かに「重症化率」がかなり低下した事により、それを根拠として「マスク着用」の基準を緩めたり、5月には「2類相当」から「5類」にも変更されるわけですが、現実的に高齢者や基礎疾患のある方でコロナウイルスに感染した方の中には重症化したり、お亡くなりになる方もゼロではありません。
また「自分は若いし元気だから大丈夫だから」と早速マスクなしの生活にしようと考えている方もみえるかもしれませんが、マスクの効果は「着用者の身を守る」ということよりも「他の人に感染させない」ことにあります。今回「新型コロナウイルス感染症」流行初期の「落とし穴」は「症状のない人からも感染する」という事でした。今後「知らないうちにコロナに感染して、気づかないまま治ってた」というような方は増えてくるでしょう。むしろそのような方がほとんどになってくると言ってもいいかもしれません。「知らないうちに他の人にうつしてた。」という事も十分あるのです。
一方「病院」という場所はさまざまな基礎疾患のある方、高齢な方が多く集まる場所です。「けやき内科」の場合、院長が呼吸器専門ということもあって「在宅酸素療法」や「在宅人工呼吸療法」が必要なほど重症な呼吸器疾患を持つ「ハイリスク」の方も来院されます。
したがって「けやき内科」では今後も来院されるすべての患者様にマスクの着用をお願いいたします。もしマスクを着用せずに来院された場合は、当院でマスクを購入いただくか、マスク着用にご同意いただけない場合は診療をお断りする場合もございます。より良い医療環境の中で適切な医療サービスを提供するための感染対策ですので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。