2010年05月09日

アレルギー学会学術大会に参加して参りました。

JAS.jpg「けやき内科」院長の加藤景介です。

京都で開催されました「第22回日本アレルギー学会春季臨床大会」に参加してまいりました。この学会ではアレルギー疾患全般が対象とされており、従来の内科・小児科・耳鼻科・皮膚科といった枠をこえてさまざまな情報が得られます。

「けやき内科」にも、気管支喘息・アトピー性皮膚炎・花粉症といったアレルギー疾患の患者様がたくさん通院しておみえになります。以前は「アトピー性皮膚炎は皮膚科」「花粉症は耳鼻科」「気管支喘息は内科・小児科」というように分類されていましたが、現在は総合的に患者様のアレルギーの状態を判断して治療計画をたてるのが重要と考えられています。学会でも「アレルギー総合医」の重要性が掲げられていました。

実際に「気管支喘息とアトピー性皮膚炎」というように、複数のアレルギー疾患をもってみえる患者様はたくさんみえます。そのような場合、「アトピーの治療のみではうまくいかなかったが、喘息もきちんと治療したらアトピーもよくなってきた」というようなことを経験します。やはり「ひとつひとつの疾患ではなく、からだ全体を総合的に評価して治療をおこなう」という事が重要なのだと思います。またこれはアレルギー疾患にかぎったものではなく、すべての領域に通じることと思います。

「けやき内科」ではよりよい医療サービスが提供できますよう、総合的な診療を今後もおこなっていきたいと考えています。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。




posted by けやき内科 at 21:19| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする