けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました感染症の講演会に参加してまいりました。講演されたのは全国的に有名な呼吸器内科の大学教授の先生でした。今回は感染症の治療において、特に「マクロライド系」という種類の抗生物質の役割に注目した内容でした。通常抗生物質(抗菌剤)は「肺炎球菌」や「マイコプラズマ」といった「細菌」の感染症には効果がありますが、「インフルエンザ」に代表される「ウイルス」の感染症に対しては効果がありません。しかしながら「マクロライド系」の抗生物質は菌をおさえる「抗菌作用」以外の効果があるといわれており、感染に対して体が反応しておきる「炎症」などをおさえる効果があるとされています。けやき内科でも「マクロライド系」の抗生物質はよく処方しますが、実際このような効果を期待して処方することもすくなくありません。
現在「インフルエンザ」「マイコプラズマ」といった「感染症」が日本中で猛威をふるっており、けやき内科にも毎日たくさんの患者様が来院されております。私自身はつねに「抗菌剤の適正使用」をこころがけ診療にのぞんでいるつもりですが、今回のご講演をおききしてその思いをさらに強くいたしました。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。