
A) 花粉症に対しての注射というと「減感作療法」も該当すると思いますが、これは数ヶ月間継続して複数回注射しないと効果がでません。お話から推測すると「長時間作用性のステロイド薬」の注射のことだと思います。
たしかに「1回で長期間きく」といわれると「手軽で簡単」と思われるかもしれませんが、ステロイド薬には「血糖上昇」「血圧上昇」「免疫低下」などのさまざまな「副作用」がでる事があります。現在の治療で症状がコントロールされ特に副作用もないのであれば、「ステロイド注射」をうける必要はないように思います。
もし現在の治療で副作用や効果の問題があるのであれば、一度「アレルギー専門医」を受診することをおすすめいたします。
(2012年4月19日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)