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「血管年齢」というのをご存じですか?
人間は年をとると白髪になってきたりしわが増えてきたりします。そのような変化は見た目でわかりますが、同じように目に見えない体の中の部分(内臓)も年をとっていきます。「血管」も同様です。
「血管」は一般に年をとってくると、だんだんかたくなってきます。いわゆる「動脈硬化」ですね。血管がかたくなると弾力が失われてくるために、血液の流れによる圧力がたかまり「血圧」が高くなってきます。これが「高血圧」ですね。しかしながらまだ30〜50才ぐらいで「高血圧」になってくる方がいます。その原因の多くは「肥満症」「高コレステロール血症」だったりするわけですが、中にはすでに「動脈硬化」がはじまっている方もいると言われています。「肥満症」「高コレステロール血症」は食べ過ぎや運動不足が原因なので、改善するためには生活習慣の改善が必要ですが、すでに「動脈硬化」が始まっていたら「生活習慣の改善」だけでは不十分であり、「動脈硬化」を改善するための治療薬が必要と考えられています。
「けやき内科」では写真の血圧脈波検査装置「バセラVS-1500A」を用いて「血管年齢」の測定をおこなっています。実際の年齢よりも「血管年齢」が高い場合、すでに「動脈硬化」がはじまっていると考えられます。
「血管年齢」をはかることによって「生活習慣の改善だけでいいのかどうか」の判断ができますが、他にも「治療をして検査上はコレステロールが下がってきたけど、薬をやめても大丈夫かどうか」といった判断にも役立ちます。患者様それぞれの病状をより詳細に判断することができるようになるわけですね。
「けやき内科」では、地域の皆様によりよい医療サービスが提供できますよう今後もさまざまな事にとりくんでいきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。