2013年05月22日

風疹の予防接種の助成制度についてのおしらせ

風疹注意報厚労省.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

みなさんご存じの通り現在日本全国で風疹が大流行しており、名古屋市でも4月末までの4カ月間の症例報告数が昨年一年間の報告数を既にうわまわっているとのことです。
風疹の一番の問題点は妊婦さんが発症すると「先天性風疹症候群」といって、おなかの赤ちゃんに「心臓病」や「難聴」や「白内障」などの病気が生じる可能性があるという事です。
したがって現在妊娠の可能性のある女性やその家族のかたは特に風疹にかからないよう予防策をとることが必要です。風疹は唾液・くしゃみなどでうつる「飛沫感染」ですので、うがい・手洗いがある程度有効ではありますが、「抗体」のない十分な免疫がないかたは予防接種をうけることが推奨されています。

5月16日におこなわれた大村愛知県知事の記者会見によると、「妊娠を予定または希望している女性と夫を対象に上限を2,500円として市町村の助成額を補助する」という方針とのこと。
一方5月20日におこなわれた河村名古屋市長の記者会見によると、「自費で風疹抗体の検査をうけ、十分な免疫がないと判断された方を対象に全額助成する」という方針で、6月中に開始する方針ですすめるとのこと。

「けやき内科」ではこれまで「風疹抗体」の検査実施後に、免疫がないと判断されたかたに予防接種を実施してまいりましたが、愛知県・名古屋市の対応をうけ、これまでどおりまずは「風疹抗体」の検査をおすすめいたします。(保険適用外のため全額自己負担となります。)予防接種に関しては、まだ愛知県および名古屋市から具体的な助成制度の通達がないため、よほど急がれる方以外は正式な通達後に予防接種をおこなうことをおすすめいたします。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

posted by けやき内科 at 06:12| 予防接種情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする