Q) 朝からのどが痛く、昼頃から関節痛と急な発熱がありインフルエンザかと思い病院にいき検査をうけました。結果インフルエンザではなかったのですが、「症状が続くようなら明日もう一度検査を」といわれました。どういうことでしょうか。(名東区 32才)
A) 通常インフルエンザかどうかは鼻やのどの粘膜を綿棒でぬぐって、採取した粘液にウイルスが存在するかどうか判断する「迅速抗原検出キット」を用いておこなわれます。この検査法は簡便で短時間でおこなえるのがメリットですが、発症後まもないとウイルス量が少ないため検出できない場合があり、一般に発症後12時間以降におこなうのが望ましいとされています。今回は病状経過からインフルエンザが疑われますが、発症12時間たっていなかったため再検査をすすめられたのでしょう。また最近は発症後12時間以内でも検出可能な「迅速分析器」を使用している医療機関もありますので、受診される際に相談される事をお勧めします。
(2013年12月12日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)