2013年12月15日

「COPD」のシンポジウムに参加してまいりました。

COPDシンポジウム2013.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

東京で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」のシンポジウムに参加してまいりました。
「COPD」は主に喫煙によっておきる慢性呼吸器疾患の一つで、「せき」「たん」「息切れ」などの呼吸器症状を特徴としますが、初期にはほとんど症状がない場合もあり、またゆっくり進行することからあまり自覚症状として感じない場合もあり、診断された時にはかなり進行した病状になっていることも少なくありません。現在日本では500万人以上のかたが「COPD」と診断されていないと言われており、いかに早く診断して早期治療をおこなっていくかが課題となっています。
今回のシンポジウムでは今月からあたらしく発売されたCOPDの吸入薬の治療効果を中心に、日本でCOPD診療にとりくむ先生方と、ドイツからおみえになった国際的に有名なCOPD診療の第一人者の先生のご講演を拝聴いたしました。「COPD」は現在の医学では「治らない病気」の一つではありますが、新しい効果の高い薬剤の登場により、患者さんの生活がよりよいものになる事は大変喜ばしい事です。今回のシンポジウムに参加して得られた知見を、早速これからの診療にいかしていきたいと思います。
けやき内科では「COPD」の診療にかかせない「肺機能検査」や、「マルチスライスCT」による肺気腫解析を行っています。また最近注目されている「COPD」と「気管支喘息」のオーバーラップ(合併)の有無を判断するのに有用な呼気中の一酸化窒素の測定も実施しています。「自分もCOPDでは?」とご不安なかたは、お気軽に「けやき内科」におこしください。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 07:37| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする