けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」のカンファレンスに参加してまいりました。今回は「病診連携(総合病院のような大きな病院とクリニックのような診療所の医療連携)」にスポットをあて、この地域における中核となる総合病院の一つである名古屋第二赤十字病院の呼吸器内科の小笠原智彦先生にご講演いただきました。
「COPD」は現在厚生労働省がかかげている「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」においても重要疾患の一つとなっており、認知度の向上と早期診断・早期治療がすすめられています。今回のご講演では、みおとされがちなCOPDの診断率をいかに向上していくか、進行性の疾患であるCOPDの治療をいかにくみたてていくか等、病診連携という観点からご講演いただきました。今回のカンファレンスの参加者は、この地域で呼吸疾患の診療を中心におこなっている診療所の医師でしたが、みなCOPDの診療を積極的におこなっていることもあり講演後のディスカッションは非常に活発におこなわれました。私自身も日常診療において病診連携についてさまざまな思いがありますが、各診療所の現状をおうかがいしつつこの地域での医療連携のありかたを考えるよい機会となりました。
今回のカンファレンスで得られたものを活かしながら、今後も積極的に医療サービスの向上にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。