2014年11月06日

「COPD(慢性閉塞性肺疾患)フォーラム」に参加してまいりました。

2014秋COPDフォーラム.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)フォーラム」に参加してまいりました。今回はこの地域で「COPD」の診療に積極的にとりくんでいる呼吸器専門医の先生の講演ののち、参加者も質疑応答に加わりながらパネルディスカッションがおこなわれました。
「COPD」は主に喫煙によっておきる呼吸器疾患で、長く続く「咳」「痰」や、階段や坂道での「息切れ」といった症状を特徴とする慢性疾患です。ゆっくり進行するため自分では意識していないうちに病状が進行してしまう場合もあり、病院で診断された時には既にかなり悪い病状となっていることもあります。また現在厚生労働省がかかげている「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」においても主要取組疾患の一つとなっており、認知度の向上と早期診断・早期治療がすすめられています。今回の「COPDフォーラム」ではこの地域で疾患の認知度をいかに高めて診断率を向上するか、専門医と非専門医でいかに連携をとって診断・治療をすすめていくべきか、さまざまな新しい吸入薬が使用できるようになってきた現状でいかに薬剤を適切に選択すべきか、などがテーマとなりました。今回のパネルディスカッションでは呼吸器専門はもちろん、非専門医でも「COPD」の診療に熱心にとりくんでみえることがよくわかりました。
けやき内科にも「COPD」の治療をうけてみえる患者様はたくさんおみえになりますが、呼吸器機能検査・マルチスライスCTによる早期診断を含め、これからも地域における医療レベルの向上のため積極的にとりくんでいこうとあらためて思いました。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする