
みなさんは「先天性風疹症候群」をご存じですか?免疫のない女性が妊娠初期に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児に感染して出生時に障害が引き起こされる可能性があります。これを「先天性風疹症候群」とよび、その3大症状は「先天性心疾患」「難聴」「白内障」です。3大症状以外にも「血小板減少」「糖尿病」「発育遅滞」など多岐にわたる症状がでる可能性があります。
昨今の風疹の流行状況をうけて各地方自治体において成人を対象に「風疹予防接種」の助成がおこなわれており、「けやき内科」のある名古屋市でも平成25年6月から平成26年9月末まで助成がおこなわれました。したがって名古屋市では昨年10月以降に「風疹予防接種」を希望される方はすべて全額自己負担となっておりましたが、このたび名古屋市から平成27年4月1日から平成28年3月31日まで「風疹予防接種」の助成を再開することが発表されました。
助成制度の対象となるのは下記の方です。
1. 名古屋市に住民登録があること
2. 女性は「妊娠を希望していること」
男性は「パートナーが妊娠を希望、あるいは妊娠中であること」
3. 事前の風疹に対しての抗体検査で下記の基準をみたしていること
男性:HI法で16倍未満 EIA(IgG)法で6.0未満
女性:HI法で32倍未満 EIA(IgG)法で8.0未満
上記に該当する方は、「けやき内科」に直接ご来院いただくかお電話でご予約ください。
ワクチンのストックはありませんので、ご予約された時点で発注し納入後の接種となります。
また予約された場合、キャンセルできませんので予めご了承ください。
下記の点を特にご注意いただきますようお願いします。
1. 「健康保険証」「免許証」など名古屋市住民である事をしめすものが必要です。
2. 「けやき内科」以外で風疹抗体の検査をうけた方でも予防接種は可能です。
(その場合、検査結果票を持参いただく必要があります。)
3. 「風疹抗体症候群」のリスクがあるため、妊娠中のかたは接種できません。
また女性の場合、予防接種後は最低2カ月の避妊が必要です。
4. 使用されるワクチンは「麻疹・風疹混合ワクチン」です。
5. 男性で「HI法16倍」「EIA法6.0」のかたは、今回の助成制度は利用できません。
医学的には予防接種が望ましいと考えられますが自費での接種となります。
6. 名古屋市外に在住の方は「けやき内科」で接種される場合全額自費となります。
(各市町村で助成制度が異なるため、お住まいの地域での接種をお勧めします。)
まだ風疹抗体の検査をうけていないかたは、「けやき内科」で検査をすることが可能です。保険適用外のため自費(3,000円)となります。また検査結果がでるまで約一週間必要です。
上記をよくお読みになった上で、ご希望の方はお早めにお問い合わせの程お願いいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!