2015年04月05日

「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。

日本医師会生涯教育協力講座COPD2015.jpg

けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。
「COPD」は主に喫煙によっておきる呼吸器疾患で、長く続く「咳」「痰」や、階段や坂道での「息切れ」といった症状を特徴とする慢性疾患です。ゆっくり進行するため自分では意識していないうちに病状が進行してしまう場合もあり、病院で診断された時には既にかなり悪い病状となっていることもあります。また現在厚生労働省がかかげている「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」においても主要取組疾患の一つとなっており、認知度の向上と早期診断・早期治療がすすめられています。
今回の講演会は三部構成で行われ、第一部では日本において「COPD」ガイドライン作成などに携わるご高名な先生のご講演がおこなわれ、第二部では実際に臨床に携わる医師からの講演、第三部では大学病院や行政の立場で病院や診療所がいかに連携をとって地域でとりくんでいくかということを主眼に討議がおこなわれました。私自身は「呼吸器専門医」の立場で「COPDの治療をいかにおこなっていくか」ということを第二部で講演させていただきました。200名以上の参加で活発な討議がおこなわれ、非常に有意義な講演会となりました。今後地域における「COPD」の診療レベルをあげていくため、私自身が何をすべきかということをあらためて考えるよい機会となりました。

これからも地域における医療レベルの向上にむけ、積極的にとりくんでいきたいと思います。今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする