2016年06月20日

「第65回 日本アレルギー学会 学術大会」に参加してまいりました。

第65回日本アレルギー学会学術大会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

東京で開催されました「第65回 日本アレルギー学会学術大会」に参加してまいりました。
この学会は「アレルギー」という枠組みのため、内科・小児科・耳鼻科・皮膚科などさまざまな診療科の医師が参加します。私自身は診療の都合上一日のみの参加となりましたが、非常に多くの人でにぎわい活気がありました。
今回は「気管支喘息」や今話題となっている「ACOS(喘息COPDオーバーラップ症候群)」の講演や、「吸入療法」のセミナーなどに参加し、大変勉強になりました。
けやき内科にはたくさんのアレルギー疾患の患者様が通院されていますが、私が「呼吸器内科医」であることもあり「気管支喘息」の患者様が大変多いです。しかしながらアレルギー疾患は複数の疾患を一人の患者様がもっていることも珍しくなく、「気管支喘息」にくわえて「花粉症・アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」など他の疾患にかかられているかたがたくさんおみえで、そのような場合「気管支喘息」の治療のみでは病状のコントロールがうまくいかない事が多いため、「鼻炎」「皮膚炎」の治療もふくめた総合的な治療計画をたててとりくんでいくことが必要となります。アレルギー疾患を複数もっている場合、個々の疾患のみの治療では病状のコントロールがうまくいかないことが多いのです。そのような状況のなかで「舌下免疫療法」や「抗体製剤」などアレルギー疾患に対する新たな治療法が開発されている昨今、アレルギー専門医に求められるものは一層高いレベルのものとなってきています。
今回の学会参加で得られたものを早速今後の診療にいかし、よりよい医療サービスが提供できますよう積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする