けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとございます!今週から総合呼吸抵抗測定装置「Mostgraph-02」を導入いたしました!
この「Mostgraph(モストグラフ)」はオシレーション波により呼吸抵抗を測定するもので、患者様はマウスピースを口にくわえて安静呼吸するのみで簡単にリアルタイムに呼吸抵抗を測定することが可能です。呼吸機能検査のように一生懸命呼吸する必要はなく、気道過敏性試験のように薬剤による負荷をすることも必要ありません。一般に「気管支喘息」のかたは気道の慢性炎症に伴って呼吸抵抗が亢進していることがしられており、この「モストグラフ」によって呼吸抵抗の状況を把握し、喘息の診断や治療効果を判定することが可能となります。
わかりやすく言うと「気管支喘息」の患者様は炎症によって「気管支が硬くなっている」という事で、この「モストグラフ」はその「気管支の硬さ」を測っているという事になるかと思います。
そしてこの機器の最大の特徴は「結果を3Dグラフィックでカラー表示する」ということです!
上のグラフィックは結果のサンプルですが、左のAは健康なかたの測定結果で気管支が硬くなっていないので「緑色」に表示されます。右の「B」は気管支喘息のかたの結果ですが気管支が硬くなっているので「赤色」が多く表示されています。結果が目で見て色でわかるというのは画期的で非常にわかりやすいですね!
また一般に「咳喘息」のかたは、「気管支喘息」のかたのように「気管支がせまい」状況になっているわけではありませんが、炎症によって「気管支が硬い」状況になっていると考えられますので、呼吸機能検査が正常でもモストグラフを実施することで診断や病状の把握をすることが可能となります。
「けやき内科」では、よりよい医療サービスが提供できますよう、今後もさまざまなことに取り組んでいきたいと思います!これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!