2019年01月21日
2019年の花粉情報は?
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インフルエンザがまだ猛威をふるっていますが、もうすぐ「花粉症」のシーズンがやってきます!患者様から「今年の花粉情報はどうですか」と聞かれるようにもなってきました。
いわゆる「花粉症」の主なアレルゲンは「スギ」と「ヒノキ」ですが、毎年気温の変化などから花粉の飛散量・飛散時期を予測して「日本気象協会」から「花粉情報」が発表されます。
2019年の花粉飛散量予測は、前シーズンと比べると、北海道から関東甲信、東海は少ない傾向ですが、北陸ではやや多い見込みです。「けやき内科」のある愛知県は前年の飛散量と同程度と予測されています。前シーズンの花粉の飛散量は全国的に例年よりも多かったので、愛知県は昨年同様に例年より多い飛散量となる見込みですね。
2019年の飛散開始は、関東から近畿、中国、四国地方、九州で、例年より5日ほど遅くなると予想されています。2月中旬には九州や四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンがスタートする見込みです。1月から2月にかけての気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向となりますが、2019年の1月から2月は、気温が北日本ではほぼ平年並み、東日本は平年並みか高く、西日本は平年より高くなる予想です。冬に気温が高めで経過する見込みのため、スギの雄花の休眠打破が遅れ2019年春のスギ花粉の飛散開始は、東日本と西日本で例年より遅くなると考えられます。ただし、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。
一般に花粉症の治療薬については「症状がでてから」ではなく「花粉飛散がはじまる頃には」開始したほうが望ましいとされています。「症状がでないように抑える」という考え方です。症状がでてから治療を開始した場合、特にピーク時の症状のコントロールができない可能性があります。したがってもともと「スギ花粉症」とわかっている方は、遅くとも2月上旬には治療を開始するのがよいですね。
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