2019年04月08日
「第18回 近畿北陸気道疾患研究会(KiHAC)」に参加してまいりました。
けやき内科のブログをご覧いただきありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末を利用して大阪で開催された「第18回 近畿北陸気道疾患研究会(KiHAC)」に参加してまいりました。この回は年に一度開催され、「近畿北陸」とうたっていますが年々規模が拡大され現在は日本全国から医師が参加しているとのことです。
「気道疾患」とありますので、参加する医師は内科に限らず小児科・耳鼻科など診療科の枠を超えて多くの医師が参加します。今回も大変多くの医師が参加し活発に議論が行われました。
今回は「気管支喘息」の診療と研究の第一人者の先生のご講演の他、内科・小児科・耳鼻科それぞれの領域から見た「咳」をきたす疾患の鑑別の仕方や検査の組み立て方などを中心に各分野の第一人者の先生のご講演を拝聴いたしました。
一般に「咳」というと風邪を中心とした感染症によるものである可能性をまず疑いますが、2週間、3週間と長い期間続くようになると様々な疾患による「咳」を考える必要が出てきます。例えば感染症であれば「結核」「百日咳」など、アレルギー性疾患の「気管支喘息」「咳喘息」「アトピー咳嗽」、耳鼻科領域の「鼻炎」「副鼻腔炎」「喉頭アレルギー」、消化器領域の「逆流性食道炎」など、非常に多岐に渡ります。
今回の講演会では各分野の一人者の立場から分かりやすく系統立ててお話を伺う事ができ、知識の整理をする事ができました。今回の講演会に参加して得られたものを早速これからの診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。