けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
福岡で開催された「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の講演会にWeb参加いたしました。
今回の講演会は「COPD」の薬剤で、初めて「吸入ステロイド剤」「長時間作動性β刺激薬」「抗コリン薬」の3種類の吸入薬が配合された「3剤合剤」の発売一周年を記念して開催されたものです。
今回の講演会には会場での参加に加えてWeb参加もできるという事で、日本全国から「COPD」の診療に携わる多くの医師が参加されたとのこと。
「COPD」は主に喫煙を原因として引き起こされる慢性進行性の呼吸器疾患で、「せき」「たん」「息切れ」といった症状が典型的です。最近は喘息との合併である「ACO: Asthma-COPD Overlap」への治療介入も注目されているほか、進行した病状になってくると感染症を契機とした増悪を起こし入院を繰り返すようになってくることもあり、いかに早く適切な治療を行い病状の進行をできる限り防ぎ、入院を要するような増悪への進展を起こさないようにするよう病状にみあった的確な治療薬の選択がさけばれています。
今回の講演会では、COPDの診療・研究の分野において中心的役割を担われているお二人の先生方のご講演を拝聴いたしました。日本や国際ガイドラインの話や、最新の臨床研究の結果などをふまえて詳細にご講演いただき、大変勉強になりました。
今回の講演会に参加したことで、今後の診療に早速いかしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い申し上げます。