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今日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。世界は今まさにコロナウイルスによる「新型肺炎」の脅威に晒されていますが、以前から特に途上国においては小児の「肺炎」による死亡が大きな問題となっていました。「Stop Pneumonia」 のホームページでは、新型肺炎の感染拡大により今年の「肺炎」による死亡が、これまでの75%以上増加する可能性を危惧しており、特に発展途上国においては感染予防に必要なマスク等の資材すら不足している事も問題視しています。
実は日本においても以前から「肺炎」は注目すべき疾患と考えられており、新型肺炎の広がる前の2019年度の人口動態統計でも日本人の死因の第5位に「肺炎」はランクされています。特に高齢者における「肺炎」の死亡率の高さが問題となっており、いかに「肺炎」を予防するか、いかに早期診断し、いかに治癒につなげるかということが課題になっています。「新型肺炎」も肺疾患などの基礎疾患がある事以外に「高齢者」が危険因子である事はみなさんご存知の通りです。
細菌性の「肺炎」やコロナウイルスによる「新型肺炎」の予防のためには「手洗い」がもっとも重要です。特に外出から帰宅した際には必ず行う事をおすすめします。また「肺炎」を起こす細菌のうち「肺炎球菌」については「予防接種」を受けることが可能です。定期接種である「成人用肺炎球菌予防接種」は名古屋市では65才以上の方はお一人一回に限り自己負担4,000円で接種することができます(接種後5年間有効、再接種については全額自費)。「けやき内科」でも予約制で実施しております(キャンセル不可)ので、ご希望の方は是非お問い合わせください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!