けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
院長の加藤景介です。
昨日福岡で開催されました「重症喘息」の講演会に参加いたしました。コロナ禍でもありWeb参加で聴講させていただきましたが、日本全国から気管支喘息の診療を専門的におこなっている医師が参加されたとのことで、大変勉強になりました。
けやき内科にも大変多くの「気管支喘息」の患者様に通院いただいておりますが、統計的には全喘息患者のおよそ5%は吸入薬や抗アレルギー剤の投与のみでは効果不十分で経口ステロイド薬の使用も必要となるような重症な「難治性喘息」であると言われています。昨今そのような重症な喘息のかたを対象とした治療薬に「抗体製剤」が挙げられます。現在抗体製剤で使用できるのは「抗IgE抗体」「抗IL-5抗体」「抗IL-5受容体α抗体」「抗IL-4受容体α抗体」の4種類で、いずれも薬価が高いのが難点ではありますが優れた効果があることが知られ注目されています。今回の講演会では中でも「抗IL-5抗体」を中心とした様々な知見をお伺いする事ができ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
今回の講演会で得られた知見を早速これからの日常診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。