2020年03月31日

「3つの密」を避けるための取り組み

3つの密を避けましょう.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

現在新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために厚生労働省は「3つの密」を避けることを呼びかけています。
その「3つの密」とは、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」です。
この「3つの密」を避けるため、現在「けやき内科」では下記の点を患者様にお願いしています。

1. 自家用車で来院された患者様は診察の順番が来るまで、駐車場で車内でお待ちください。

待合室で多くの方が「密集」するのを防ぐための取り組みです。受付をする際に車のナンバーか携帯電話番号をお伺いし、診察あるいは検査の順番がきたらスタッフがお呼びいたします。また原則駐車場内での待機をお願いしていますが、万が一緊急の用事で敷地外に行かれる場合は必ずスタッフにお声かけお願いいたします。


2. 定期的に窓を開けて換気いたします。

基本的に天候が悪い日でも、必ず定期的に窓を開けて診療所内を換気いたします。日によっては寒さを感じる時もあるかもしれませんが、感染対策での一環ですのでご理解ください。


3. 全ての来院患者様にマスクの着用をお願いしています。

「けやき内科」に定期通院されている患者様の半分以上は呼吸器系疾患の患者様であり、「咳」「痰」などの気道症状がある方が少なくありません。コロナウイルス感染の拡大継続中である現在、誰がコロナウイルスに感染しているかわからないという考え方もできますので、全ての患者様にマスクの着用をお願いしております。もしマスクを着用されずに来院された場合は、当院で準備しているマスクを販売することは可能ですが、数に限りがありますので販売できない可能性もあります。ご自身で準備いただいたマスクを着用して来院いただきますようお願い申し上げます。またマスクをしているから大丈夫ということは決してありませんので、診察からお帰りになられた際には必ず手洗いをお願いいたします。



この体制は当面の間継続する予定です。
ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

これからも「けやき内科」をよろしくお願い申し上げます。


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2020年03月15日

「気管支喘息」と「新型コロナウイルス」

WHO新型コロナ.jpg

けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

毎日のように「新型コロナウイルス」による新型肺炎のニュースが流れていますが、とうとうWHOからも「パンデミック(世界的流行)」であると判断されました。日本国内においても感染者の数は増加し続けています。けやき内科のある名古屋市でも感染者数の増加が報道されており不安に感じておられる方も多いと思います。
また死亡につながる重症化の危険性が高いのは「高齢者」や「基礎疾患がある人」ということから、けやき内科に定期的に通院されている患者様から「自分は大丈夫だろうか」という質問を大変多くいただいています。
中でもけやき内科に通院する患者様のなかで最も多い「気管支喘息」について、日本アレルギー学会からの勧告や、これまでに報告されている論文などから私なりにまとめてみました。

1. 「気管支喘息」は「新型コロナウイルス」で死亡率の高い「重症肺炎」につながるのか?
この質問が当院に通院される患者様から最も多く受ける質問です。
「気管支喘息」の患者様は小児から高齢者まで幅広い年代に渡っていることから一概には言えませんが、私の調べた範囲では「気管支喘息」のある方は「新型コロナウイルスで肺炎が重症化とする」というより「新型コロナウイルスの感染により気管支喘息が悪化しやすい」と考えた方が良いようです。
日本アレルギー学会の勧告でも同様に述べられており、「喘息増悪に伴って呼吸不全が重症化する危険性」があるとされています。

2. 「新型コロナウイルス」による「気管支喘息の悪化」を防ぐためにはどうしたらいいのか?
現在「新型コロナウイルス」に対しての「ワクチン」もなければ「治療薬」もありません。なので感染しないようにするためには「手洗い」が最も有効です。加えて「感染リスクの高い場所に行かないようにする」のも大事ですが、社会生活を営むためには最低限の外出はしないといけませんし、元々慢性疾患のある方は病院への受診も最低限必要ですので、閉じこもりの生活をするわけにもいきません。また感染しても80%以上の方が軽症で済むとも言われているのですから、生活面においては風邪をひかないようにするのと同様に、「規則正しい生活」をして「ゆっくり休養すること」に尽きると思います。
「気管支喘息の悪化」についてはそもそも「新型コロナウイルス」に限らず、様々なウイルス感染によって引き起こされるわけですが、最も重要なのは「悪化しないよう、あらかじめしっかりと喘息治療を継続すること」だと思います。気管支喘息の方の中で「症状がでた時にのみ病院を受診する」というやり方をされている方がみえますが、「気管支喘息は症状がなくなっても気道における炎症はおさまっていない」つまり「無症状でも治療が必要である」ということも少なくなく、けやき内科に通院されている方にはいつもお話ししていることですが「症状がなくなった後は、症状が出ないように治療を継続する」ということが大事なのです。したがって「症状が出た時のみ治療」というやり方をされている場合には「新型コロナウイルス」の感染により悪化する確率は高いといえるでしょう。
また、これは喘息の有無に関わりませんが、どうやら「喫煙者は新型肺炎の死亡率が高い」ということのようです。これまでの報告では「新型コロナウイルスによる肺炎」の死亡率は、喫煙者の方が倍以上リスクが高いとされています。そもそも「喫煙」は喘息の悪化因子でもありますから、「気管支喘息と診断されているがタバコがなかなかやめられない」という方は、新型コロナウイルスに感染すると「喘息の悪化による呼吸不全をきたす確率が高く、肺炎による死亡率も高い」ということになりそうです。きちんと治療を継続されていない方は一層リスクが高いということになりますので、これを機に「禁煙」と「治療継続」をお勧めいたします。

また最近「喘息の治療薬(吸入ステロイド)が新型肺炎に有効かもしれない」という報道がされたことに伴って「受診すれば喘息の薬を出してもらえるのか」という問い合わせがきておりますが、これはあくまで研究段階での報告であり、喘息と診断もされていない、新型肺炎とも診断されていない、単に「不安だから」という理由だけで処方を希望されても絶対に処方することはありません。ご了承ください。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。





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2020年03月08日

「保健所、相談センターから『近くの病院を受診するように』と言われた」という方へ

コロナウイルス疑い.jpg

「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
3月に入って学校の一斉休校が始まり、各種のイベントが中止・延期され、いつにない重い空気の毎日が続いています。
毎日のように「新型肺炎」のニュースが流れ、名古屋市でも新型コロナウイルス感染者の高齢者の方がお亡くなりになられたとのこと。
「けやき内科」に来院される患者様みなさんからも不安の声をきき、現在まさに世界中が非常事態に陥っていることを痛感しております。

先週1週間で大変多かったのが「症状が何日か続いて病院に行ったら「保健所の相談センター」に電話するように言われた。でも電話したら病院に行くように言われた。一体どうすればいいのか。」という問い合わせです。
現在、厚生労働省からの通達で医療機関は「新型コロナウイルスの感染の疑いがある場合は、診察する前に「相談センター」に電話するように伝える」ように指導されています。一方で「相談センター」側は、「新型コロナウイルスによる肺炎の可能性が高い場合」に限り「新型コロナウイルス」の診療をする「指定医療機関」を紹介し、そうでない場合は「通常の病院あるいは診療所」を受診するように指示しているとのこと。この微妙なズレが相談される方の不安を生み「病院と保健所のどちらからも断られた。」と思わせてしまっているようです。

結論ですが「保健所、相談センターから『近くの病院を受診するように』と言われた」場合には、かかりつけの病院・診療所を受診していただいてかまいません。
実際、先週1週間の間にそういった経緯の方が10数人「けやき内科」を受診されました。さいわい「新型コロナウイルスによる肺炎」を疑うような方は一人もみえませんでしたが、もし病院を受診して「新型肺炎」を疑われるような場合は、その病院から「相談センター」に連絡をすることになっています。
ただしご注意いただきたいのは「相談センターから受診するように言われたという経緯を必ず申告していただきたい」という事です。できれば来院される前にお電話いただけると大変助かります。相談されるような経緯があるという事は「新型コロナウイルス」に感染している可能性が必ずしもゼロではないという事にはなり、新型肺炎が重症化するリスクの高い高齢者等の他の患者様と、できる限り接触しないような形で診察を行いたいと考えるためです。
その時の状況によっても異なりますが、「けやき内科」の場合は他の患者様と接触しないようすぐに「処置室」や「第二診察室」に案内したり、駐車場の車内で待機していただいたりと、可能な限りの対応を行なっています。

また「コロナウイルス」に感染しているかどうかを判断する検査が保険適用になったことが話題になっていますが、現在検査が実施できるのは保健所と指定医療機関のみです。「けやき内科」でも実施はできませんので、あらかじめご了承ください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


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2020年02月25日

新型コロナウイルスの対策について

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けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です
一昨日厚生労働省の会見があり、「新型コロナウイルス(COVID19)」対策の基本的な考え方が発表されました。上の図はその際の新型コロナウイルス感染症対策本部の配布資料を転載したものです。
現在毎日のように「新型コロナウイルス」の感染拡大状況が報道され、すでに「誰から誰に感染したか」という「感染経路」がたどれなくなっている感染者も出てきており、明らかにすでに市中に発見されていない感染者が存在している状況と言っていいでしょう。上記の資料でもこれからの新型コロナウイルスの対策の基本的な考え方として「患者の増加のスピードを抑え、流行のピークを下げる」と掲げており、「水際で食い止める」ことから次の段階に進んでいることがわかります。
「けやき内科」を受診される方の中でも多くの方から「自分が新型コロナウイルスに感染したらどうしたらいいのか」「現在の症状は新型肺炎ではないのか」と言った質問を受けます。けやき内科が「呼吸器内科」であり、「咳」や「発熱」で受診される方が多いため、よりその傾向が強いのかもしれませんが、毎日の報道を見ていると皆さんが不安な気持ちになられるのもよくわかります。
そこで私なりに「現在注意すべきこと」をまとめてみました。

1. 不要・不急の外出は控えてください。
現在どこに新型コロナウイルスに感染された方がいるのかわからない状況です。現在わかっていることとして、インフルエンザと同様に「咳」や「くしゃみ」を介して感染する「飛沫感染」が主な感染経路のようであり、人混みに出かけて人と接する機会が多ければ多いほど感染するリスクが高まると言えます。現在多くのイベントや会合が延期・中止の措置が取られていますが、社会的な営みに必要な最低限の事項を除いて「今やらなくてもいいこと」は先延ばしにするべきだと思います。
また新型コロナウイルスに罹患すると重症化するリスクが高いとされている高齢者や糖尿病などの持病をお持ちの方は、特に外出を控えるべきです。どうしても外出が必要な場合は、帰宅時に手洗い・手指消毒を徹底することをお勧めいたします。

2. 軽い風邪症状程度の方は病院を受診せず、外出を控え、まずはご自宅で休養なさってください。
新型コロナウイルスに感染しても、およそ8割の方は軽症で治癒するとされています。特に何の持病もなく、年齢も若い方であれば一層その可能性は高くなると言っていいでしょう。軽い症状でも「新型コロナウイルスだったら怖い」「早めに検査を受けて安心したい」というような気持ちになられる場合もあるかと思いますが、そもそもインフルエンザと異なり治療薬がないわけですから、現状軽い症状の方に検査をして診断をしても、どれだけ意義があるのかわかりません。また現在ほとんどの病院・診療所では確定診断をするための検査ができませんので、ご不安な方はいきなり病院を受診するのではなく、まずは各地域に設けられた相談センターにお電話でお問い合わせください。
また「軽い症状だから」と普段通りに外出したりお仕事をされるのも避けるべきだと思います。万が一「新型コロナウイルス」による症状だった場合、たとえご自身が軽症であったとしても、高齢者等のリスクの高い方に感染した場合は重症化する可能性があります。当然のことながら、病院に入院されているご家族・友人のお見舞いや、施設に入所されているお年寄りの訪問なども控えてください。まずはご自宅で安静にして休養することがご自身にとっても第一の治療です。どうしても回避できない理由で外出される場合は、必ず「マスクの着用」をお願いいたします。

3. 外出から戻られた際は手洗い・手指消毒を!病院からの帰宅時には特に徹底してください。
「人から人にうつる感染症」である以上、外出して人と接すれば接するほど「新型コロナウイルス」に感染する可能性は高まります。現在「新型コロナウイルス」は石けんやアルコール消毒液による手洗い・手指消毒が有効であるとされており、予防手段としては最も効果があると思われます。
また病院は「新型コロナウイルス感染者」の可能性がある人が集まる場所とも言えます。持病をお持ちの方は定期的に病院を受診していると思いますが、病院から帰宅される際は必ず手洗い・手指消毒を行ってください。(けやき内科でも受付カウンターに噴霧式の消毒薬を設置しています。お帰りの際にはぜひご利用ください。)

政府の「新型コロナウイルス対策」の専門家会議によると「これから1〜2週間が、急速な感染拡大につながるか、収束に向かうかの瀬戸際」と判断されているようです。この重要な局面を乗り越えるためには、医療従事者のみならず皆さんの正しい知識の理解と適切な行動が重要です。パニックにならないように冷静に行動し、収束に向かうことができるように皆で協力していきましょう。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


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2020年01月26日

コロナウイルスによる新型肺炎

新型コロナウイルス肺炎2019.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただきありがとうございます。

毎日のように中国の武漢から広がったとされている、コロナウイルスによる「新型肺炎」のニュースが報道されています。現在は中国のみでなくヨーロッパやアメリカでも感染者が確認され、日本でも感染者が確認されています。報道によると、症状は風邪程度の軽い方から、呼吸不全を伴う重症な肺炎まで様々なようで、ご高齢の方や糖尿病などの基礎疾患を持っている方でリスクが高く死亡率はおよそ4%とのこと。
一方で中国では日本でいう「お正月」にあたる「春節」のお休みに昨日から入り、70万人を超える中国人観光客の方が日本を訪れているとのことです。あくまで可能性の問題ですが、中国国内で感染し日本に来られてから発熱などの症状が出てくる方も、もしかしたらみえるかもしれません。
また中国人観光客の方でなくとも、お仕事で中国と日本を行き来されている方も少なくはないと思います。現在武漢は封鎖されて人の出入りはないようですが、封鎖されると聞いて直前に帰国された方もみえるようです。

「新型」のコロナウイルスのため、まだわかっていないことも多いようですが、潜伏期間が10日ほどと「インフルエンザ」などの他のウイルス感染症に比べて長いようです。
したがって現在厚生労働省では「2週間以内に武漢を訪れた方」あるいは「2週間以内に武漢渡航歴があって発熱や呼吸器症状があった方と接触した方」で、発熱や呼吸器症状で病院を受診された場合は、新型コロナウイルスの感染を疑って医療機関から保健所に相談するように指針を立てています。

一方でインフルエンザシーズンであるこの時期、すべての医療機関で渡航歴や接触歴を確認するのはなかなか困難な場合もあります。
発熱などの症状で病院を受診する場合、上記のように「2週間以内の武漢訪問」や「2週間以内に症状のある武漢渡航歴のある方との接触」がある場合には、必ず申告していただきますようお願い申し上げます。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。




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