2025年05月19日
医学部学生の臨床実習を行なっています。
「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「けやき内科」では近隣の大学の医学部の学生の「臨床実習」を行なっております。
診察や検査などに学生が同席する場合がありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
臨床実習にあたり直接学生が患者様からお話をおうかがいする場合もあります。ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
もし学生の同席を希望されない場合は、遠慮なくお申し出いただければと思います。スタッフか医師にお伝えください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2025年05月06日
今日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日5月6日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。みなさん、ご存じでしたか?
この「World Asthma Day」は「喘息の国際指針」である「GINA (Global Initiative for Astma)」が「喘息に対する理解をすすめ、喘息の治療管理をよくする」という目的でさだめたものです。今年は「Make Inhaled Treatments Accessible for ALL(喘息の吸入治療をすべての患者にいきわたらせよう)」をテーマに掲げ、喘息の治療の主体である吸入療法の周知が、喘息の治療コントールの改善や、未だ無くならない「喘息死」の減少に寄与することができるとしています。
「喘息」は風邪をひいたり季節のかわりめなどに「咳」「痰」「息苦しさ」などの症状が出現することが多く、実際に症状を契機に病院を受診されるかたも多いと思います。一般に的確な病状判断のもと適切な治療をおこなえば80%以上のかたが症状のない状態にコントロールできるといわれていますが、症状がなくなったあとも「症状がでないように」治療をきちんと継続していくことが重要です。つまり「症状が無くなった」という事が「喘息がなおった」という事ではないのです。かといってずっと同じ治療を延々と続けるわけではなく、しっかりとコントロールされた状態が維持されていれば治療を「ステップダウン」していく、つまり薬の種類をへらしたり吸入薬の吸入回数をへらしたりする事もできるとされています。またこの「このコントロールされた状態」というのは「症状のない状態」のみをさすわけではなく、喘息の本態である「気道の炎症」がコントロールされ十分な「気道の拡張」が得られていることが条件となります。そういった判断をするためには、自宅での「ピークフローメーター」の測定や、定期的な「呼吸機能検査」・「呼気中NO測定検査」あるいは「呼吸抵抗測定」の実施が有用です。症状のみを基準として治療をやめたりすると、「気道狭窄」「気道炎症」が改善せず何度も症状を繰り返すようになったり、かえって治療必要期間がながくなったりするのです。
また世界中で「喘息」の患者数が増えていることが注目されており、全世界で約3億人以上、日本国内でおよそ1000万人の方が喘息であるとされています。また日本で年間約1000件以上みられる「喘息死」も問題となっており、「喘息死」の一番の原因は「病状を軽く判断したために、適切な治療がおこなわれなかった、あるいは遅れた」ことと言われています。
「けやき内科」は、呼吸機能検査・呼気中NO測定・呼吸抵抗測定等の詳細な検査結果をもとに、「気管支喘息」の的確な病状判断と適切な治療を実施していく呼吸器内科・アレルギー内科の専門医療機関として、適切な感染対策をとりながら積極的に喘息診療にとりくんでいます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2025年03月24日
今日は「World TB Day(世界結核デー)」です。
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今日は「World TB Day (世界結核デー)」です。みなさんご存じでしたか?
結核菌は人から人に感染する「肺結核」の原因となる菌ですが、今からおよそ130年前の1882年3月24日にドイツのロベルト・コッホ博士によって発見されました。世界保健機構(WHO)は1997年に3月24日を「World TB Day (世界結核デー)」と定め、以来毎年世界各国で結核撲滅に向けて様々なイベントが開催されています。
「結核」は過去の病気と思われがちですが、決してそうではありません。2023年の全世界における結核感染者数は実に1,080万人、残念なことにうち125万人が亡くなられているとのこと。「けやき内科」のある名古屋市で令和4年に新たに活動性結核患者として登録された人は283人で、70才以上の高齢者が65.7%を占めており、ご高齢の方は特に注意が必要と言えるでしょう。日本全体では令和4年の新規結核患者数は約10,235人、人口十万人対罹患率は8.2と前年に比べ減少しWHOの基準では昨年に引き続き「低蔓延国」となりますが、他の先進国の水準に比べると未だ高いと言わざるを得ません。
「肺結核」の症状は「咳」「痰」「発熱」といったもので、症状だけでは単なる「風邪」と大差ありません。ただし風邪のように数日で症状がおちついたりする事はなく、何週間も症状が続いて体重が減ってきたり寝汗をかいたりする場合もあります。またその一方でほとんど症状がなく健康診断の胸部レントゲン写真でみつかる場合もあります。
結核の一番の問題は「人から人に感染する」ことで、一人発症すると家族はもちろん学校や職場で知らない間に結核感染者が増えてしまうのが特徴です。「もしかしたら」と思ったら早めに病院を受診して検査を受けるようにしましょう。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2025年03月14日
今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です。みなさんご存知でしたか?
この「World Sleep Day」は「World Association of Sleep Medicine(世界睡眠医学協会)」がさだめたもので、世界規模で睡眠における問題をとりあげ、睡眠に関するさまざまな社会的問題にはたらきかけようというものです。
今年のスローガンは「Make Sleep Health Priority (睡眠による健康を優先しましょう)」です。「睡眠」を障害する代表的な疾患に「睡眠時無呼吸症候群」があります。もし家族から「いびきをかいている」あるいは「呼吸がとまっている」と言われたことがあるかたは要注意です。「睡眠」によって維持できる「安眠」は「睡眠時間」「睡眠の継続性」「睡眠の深さ」によるといわれています。「安眠」ができていないと日中の活動性に影響がおよぶ可能性があり、「睡眠時無呼吸」は「交通事故」の確率をあげることで有名です。また「睡眠時無呼吸症候群」の存在は「脳梗塞」や「心筋梗塞」などの発症リスクになるとも言われています。「健康」を維持するためには「睡眠」が重要な要素であり、食事や運動といった生活習慣同様に不可欠なものといってよいでしょう。
「けやき内科」では「睡眠時無呼吸症候群」の診断のために必要な検査器である「アプノモニター」をそなえております。また治療適応のある方には「在宅持続陽圧呼吸(CPAP)療法」を導入・管理おこなっております。「睡眠中のいびき」「日中のねむたさ」など「睡眠時無呼吸」と考えられる症状のあるかたは一度検査をうけることをおすすめいたします。お気軽に「けやき内科」までお問い合わせください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2025年03月01日
今日から「子ども予防接種週間」です。

本日3月1日から7日までの一週間は「子ども予防接種週間」です。みなさん、ご存じでしたか?
来月4月には新年度ということでお子さんの入学・進級などの準備でお忙しいご家庭もあると思います。そんな中、忘れてはいけないのが「予防接種」です。
様々な感染症が存在する中で「VPD (Vaccine Preventable Diseases)」と呼ばれるいくつかの疾患は予防接種で防ぐことが可能です。学校という場で集団生活を送るこどもたちはさまざまな感染症のリスクにさらされています。集団生活の中で感染症が流行したり、成人よりも重篤な状況になったりする場合もある事から特に重要と考えられているのです。
この時期にお子さんにやっておくべき予防接種を忘れていないか、一度ご確認されることをおすすめいたします。
「けやき内科」でも主に名古屋市からの委託事業として各種予防接種を実施しています。予約制ですのでご希望の方は一度ご連絡ください。これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
