2023年06月01日

令和5年度の「特定健康診査」を実施いたします。

特定健診2023blog.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。

6月から令和5年度の「特定健康診査」を実施いたします。
この「特定健康診査」は平成20年度から開始された「メタボ検診」ともいわれるもので、「高血圧」「糖尿病」「高コレステロール血症」「高尿酸血症(痛風)」などの「食べ過ぎ」「運動不足」といった生活習慣の問題からおきる「生活習慣病」の早期発見・予防を目的としています。血液検査・尿検査・血圧測定・診察・身体計測を行い、4月1日時点で40・45・50・55・60・65・70歳の方は心電図検査と貧血検査も実施します。
対象となるのは名古屋市在住の40才以上のかたです。ご希望のかたは、「国民健康保険」の方は名古屋市から配布された「受診券」を、「被用者保険(協会けんぽ・健保組合・共済組合・国保連合)」の方は協会あるいは組合から配布された「受診券」をご準備のうえご予約ください。(けやき内科では健康診断はすべて予約制で実施しております。なお通常の診療と同時には実施できません。)また健康保険証の確認も必要ですので、ご来院の際は忘れずにあわせて持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。
現在名古屋市では「30・35健診」も行われており、4月1日時点で30才と35才の方も「特定健康診査」と同様の内容の健診を受けることが可能です。「特定健康診査」と同様に名古屋市から配布された「受診券」を持参いただき、ご予約いただきますようお願いいたします。また75才以上のかたは「特定健康診査」とほぼ同じ内容の「後期高齢者医療健康診査」が受けられます。「特定健康診査」同様に名古屋市から配布された「受診券」をご持参ください。なお5年以上後期高齢者健診を受けてみえない場合は受診券は送付されません。受診勧奨のお手紙を持参くださいますようお願いいたします。
健診の結果は3〜4週後に「けやき内科」に届きますので、通常の診療と同様の形式で説明させていただきます。結果説明のみの場合は無料となりますが、治療や精密検査の必要な病状と判断された場合は再診あつかいでの保険診療となります。

一年に一度の健診をうける機会ですので、健康管理のため是非ご検討ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 05:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月31日

今日は「World No Tobacco Day (世界禁煙デー)」です。

世界禁煙デーポスター2023blog.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。今日5月31日は「World No Tobacco Day (世界禁煙デー)」、そして今日から6月6日までの一週間は「禁煙週間」です。

この「世界禁煙デー」はWHOが定めたもので、今年のテーマは「Grow Food, not tobacco(タバコではなく食料を育てよう)」です。日本では、望まない受動喫煙の防止を図るために健康増進法の一部を改正する法律が令和2年4月に全面施行されたところであり、受動喫煙対策をより一層推進していく必要がある事等から、厚生労働省が「たばこの健康影響を知ろう!〜望まない受動喫煙のない社会を目指して〜」をテーマとして掲げています。
タバコはすっている人のみならず、周囲の人にも「受動喫煙」をおこし健康被害をもたらします。これまでに「自分は吸っていなくとも家族に喫煙者がいると肺癌になりやすい」「親が喫煙している子供は喘息になりやすい」など、さまざまな「受動喫煙」による健康被害が報告されています。喫煙者のかたはタバコの害をきちんと理解して、自分も家族も健康的な生活がおくれるよう「禁煙」にとりくむことをおすすめいたします。
また「けやき内科」では開業時より「禁煙外来」を予約制でおこなっておりましたが、残念なことに現在「禁煙補助薬」の供給が不安定なため実施できない状況となっております。供給が安定化次第再開予定としておりますので、しばらくお待ちいただきますようご理解のほどお願い申し上げます。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
posted by けやき内科 at 05:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月02日

今日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。

GINA-WAD-2023-Logo-Final-2048x1024.jpg

「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日5月2日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。みなさん、ご存じでしたか?

この「World Asthma Day」は「喘息の国際指針」である「GINA (Global Initiative for Astma)」が「喘息に対する理解をすすめ、喘息の治療管理をよくする」という目的でさだめたものです。今年は「Asthma Care for All(全ての方に喘息のケアを)」をテーマに掲げ、喘息治療の遅れている地域も含めて全ての国で等しく喘息の治療プログラムをとよびかけています。

「喘息」は風邪をひいたり季節のかわりめなどに「咳」「痰」「息苦しさ」などの症状が出現することが多く、実際に症状を契機に病院を受診されるかたも多いと思います。一般に的確な病状判断のもと適切な治療をおこなえば80%以上のかたが症状のない状態にコントロールできるといわれていますが、症状がなくなったあとも「症状がでないように」治療をきちんと継続していくことが重要です。つまり「症状が無くなった」という事が「喘息がなおった」という事ではないのです。かといってずっと同じ治療を延々と続けるわけではなく、しっかりとコントロールされた状態が維持されていれば治療を「ステップダウン」していく、つまり薬の種類をへらしたり吸入薬の吸入回数をへらしたりする事もできるとされています。またこの「このコントロールされた状態」というのは「症状のない状態」のみをさすわけではなく、喘息の本態である「気道の炎症」がコントロールされ十分な「気道の拡張」が得られていることが条件となります。そういった判断をするためには、自宅での「ピークフローメーター」の測定や、定期的な「呼吸機能検査」・「呼気中NO測定検査」あるいは「呼吸抵抗測定」の実施が有用です。症状のみを基準として治療をやめたりすると、「気道狭窄」「気道炎症」が改善せず何度も症状を繰り返すようになったり、かえって治療必要期間がながくなったりするのです。
また世界中で「喘息」の患者数が増えていることが注目されており、全世界で約3億3900万人、日本国内でおよそ1000万人の方が喘息であるとされています。また日本で年間約1200件みられる「喘息死」も問題となっており、「喘息死」の一番の原因は「病状を軽く判断したために、適切な治療がおこなわれなかった、あるいは遅れた」ことと言われています。

「けやき内科」は、呼吸機能検査・呼気中NO測定・呼吸抵抗測定等の詳細な検査結果をもとに、「気管支喘息」の的確な病状判断と適切な治療を実施していく呼吸器内科・アレルギー内科の専門医療機関として、適切な感染対策をとりながら積極的に喘息診療にとりくんでいます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。



posted by けやき内科 at 05:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月24日

今日は「World TB Day(世界結核デー)」です。

WorldTbcDay2023.jpg


「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。

今日は「World TB Day (世界結核デー)」です。みなさんご存じでしたか?
結核菌は人から人に感染する「肺結核」の原因となる菌ですが、今からおよそ130年前の1882年3月24日にドイツのロベルト・コッホ博士によって発見されました。世界保健機構(WHO)は1997年に3月24日を「World TB Day (世界結核デー)」と定め、以来毎年世界各国で結核撲滅に向けて様々なイベントが開催されています。

「結核」は過去の病気と思われがちですが、決してそうではありません。2021年の全世界における結核感染者数は実に1億600万人、残念なことにうち1,600万人が亡くなられているとのこと。「けやき内科」のある名古屋市で令和3年に新たに活動性結核患者として登録された人は336人で、80才以上の高齢者が4割を占めており、ご高齢の方は特に注意が必要と言えるでしょう。日本全体では令和3年の新規結核患者数は約11,519人、人口十万人対罹患率は9.2と前年に比べ減少しWHOの基準ではようやく「中蔓延国」から「低蔓延国」となりましたが、他の先進国の水準に比べると未だ高いと言わざるを得ません。
「肺結核」の症状は「咳」「痰」「発熱」といったもので、症状だけでは単なる「風邪」と大差ありません。ただし風邪のように数日で症状がおちついたりする事はなく、何週間も症状が続いて体重が減ってきたり寝汗をかいたりする場合もあります。またその一方でほとんど症状がなく健康診断の胸部レントゲン写真でみつかる場合もあります。
結核の一番の問題は「人から人に感染する」ことで、一人発症すると家族はもちろん学校や職場で知らない間に結核感染者が増えてしまうのが特徴です。「もしかしたら」と思ったら早めに病院を受診して検査を受けるようにしましょう。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。



posted by けやき内科 at 05:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月17日

今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です。

WorldSleepDay2023.jpg


「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です。みなさんご存知でしたか?

この「World Sleep Day」は「World Association of Sleep Medicine(世界睡眠医学協会)」がさだめたもので、世界規模で睡眠における問題をとりあげ、睡眠に関するさまざまな社会的問題にはたらきかけようというものです。
今年のスローガンは「Sleep is Essential for Health (睡眠は健康には欠かせません)」です。「睡眠」を障害する代表的な疾患に「睡眠時無呼吸症候群」があります。もし家族から「いびきをかいている」あるいは「呼吸がとまっている」と言われたことがあるかたは要注意です。「睡眠」によって維持できる「安眠」は「睡眠時間」「睡眠の継続性」「睡眠の深さ」によるといわれています。「安眠」ができていないと日中の活動性に影響がおよぶ可能性があり、「睡眠時無呼吸」は「交通事故」の確率をあげることで有名です。また「睡眠時無呼吸症候群」の存在は「脳梗塞や「心筋梗塞」などの発症リスクになるとも言われています。「健康」を維持するためには「睡眠」が重要な要素であり、食事や運動といった生活習慣同様に不可欠なものといってよいでしょう。

「けやき内科」では「睡眠時無呼吸症候群」の診断のために必要な検査器である「アプノモニター」をそなえております。また治療適応のある方には「在宅持続陽圧呼吸(CPAP)療法」を導入・管理おこなっております。「睡眠中のいびき」「日中のねむたさ」など「睡眠時無呼吸」と考えられる症状のあるかたは一度検査をうけることをおすすめいたします。お気軽に「けやき内科」までお問い合わせください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 05:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする