
Q) 梅雨の時期になると、息苦しくなります。湿度や気圧の変化は呼吸器に影響するのでしょうか。
A) 梅雨の時期は、降雨による湿度の高まりや気温のアップダウンが多くなります。このような湿度・気温の変化は自律神経の乱れとなり、さまざまな体調不良につながる可能性があります。その中で「息苦しさ」をひきおこす代表的な呼吸器疾患としては「気管支喘息」があげられます。
気管支喘息は気管支の粘膜が過敏となり、さまざまな刺激で咳などの症状がひきおこされる「気道過敏性の亢進」を特徴とする疾患です。気温の変化や湿度の変化はこの気道過敏性を悪化させます。たとえば冷房のきいた屋内から、気温の高い屋外にでると咳がでたり、台風が近づくと「なんとなく胸がおもい、苦しい」というような症状もそのひとつです。
また梅雨の湿度が高い時期は、気管支喘息の症状の引き金となるアレルゲンであるカビの増加やダニの繁殖につながります。生活環境の中で清掃や換気がゆきとどいてないと、カビやダニの増加につながり咳や息苦しさなどの症状につながる可能性があります。
対策は、呼吸器専門医を受診して症状の原因が病気によるものであるかどうかを確認すること。気管支喘息による症状であれば、適切な治療をすれば8割以上の方は症状の消失が期待できます。またダニやカビが増えないように、日常の清掃など生活環境の整備をすることも重要です。いずれにしても自己判断せず、まずは専門医の受診をおすすめします。
(2026年6月23日 なごや東版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
posted by けやき内科 at 05:00|
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