2020年11月13日

Q「4歳になる息子が2歳ぐらいまでひどいいびきを・・・」

教えてドクター2.jpgQ) 4歳になる息子がいるのですが、2歳ぐらいまでひどいいびきをかいていました。今は以前ほどではないのですが、子供のいびきは良くないと聞きました。何が良くないのか詳しく知りたいです。

A) 「いびき」は「睡眠時無呼吸症候群」の主症状です。大人のいびきが「肥満」「メタボリックシンドローム」などの生活習慣病が主因であるのに対し、小児の場合は口腔や鼻腔などの形態学的な問題が主因であるのが特徴です。具体的には「アデノイド増殖症」や「口蓋扁桃肥大」が該当しますが、一般にアデノイドは3〜6歳、口蓋扁桃は5〜7歳で最大となり学童期の後半には次第に退縮がみられますので、小児のいびきがみられるのは2〜6歳が多いと言われています。この時期は成長・発達に重要な時期でもあり、無呼吸が「成長障害」「低身長」につながる可能性があります。
今は以前ほどではないとの事ですが、もしいびきに伴ってお子さんの胸が陥没しているような状況(陥没呼吸)であれば要注意です。他にも起床時不機嫌、日中の長時間の昼寝、落ち着きのなさ、多動、攻撃的な行動、集中力の欠如などが無呼吸に伴ってみられうる症状とされています。もしお子さんがこれらに該当するようであれば、一度無呼吸専門外来か耳鼻咽喉科を受診する事をお勧めいたします。


(2020年11月13日 中日新聞市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2020年11月12日

今日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です!

World Pneumonia Day 2017.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。世界は今まさにコロナウイルスによる「新型肺炎」の脅威に晒されていますが、以前から特に途上国においては小児の「肺炎」による死亡が大きな問題となっていました。「Stop Pneumonia」 のホームページでは、新型肺炎の感染拡大により今年の「肺炎」による死亡が、これまでの75%以上増加する可能性を危惧しており、特に発展途上国においては感染予防に必要なマスク等の資材すら不足している事も問題視しています。
実は日本においても以前から「肺炎」は注目すべき疾患と考えられており、新型肺炎の広がる前の2019年度の人口動態統計でも日本人の死因の第5位に「肺炎」はランクされています。特に高齢者における「肺炎」の死亡率の高さが問題となっており、いかに「肺炎」を予防するか、いかに早期診断し、いかに治癒につなげるかということが課題になっています。「新型肺炎」も肺疾患などの基礎疾患がある事以外に「高齢者」が危険因子である事はみなさんご存知の通りです。
細菌性の「肺炎」やコロナウイルスによる「新型肺炎」の予防のためには「手洗い」がもっとも重要です。特に外出から帰宅した際には必ず行う事をおすすめします。また「肺炎」を起こす細菌のうち「肺炎球菌」については「予防接種」を受けることが可能です。定期接種である「成人用肺炎球菌予防接種」は名古屋市では65才以上の方はお一人一回に限り自己負担4,000円で接種することができます(接種後5年間有効、再接種については全額自費)。「けやき内科」でも予約制で実施しております(キャンセル不可)ので、ご希望の方は是非お問い合わせください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2020年11月01日

今日から11月ですね。

2020冬も近いblog.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

早いもので今日から11月ですね。
今年はコロナの影響でオリンピックも延期になり、自粛生活が続く中淡々と日々がすぎていくように感じますが、季節は確実にうつりかわり秋から冬に向かおうとしています。
最近は気温もぐっと下がり、肌寒く感じる日が多くなってきました。
例年ですとこの頃には「インフルエンザ」を疑わせる患者様がけやき内科にも何人か来院されインフルエンザ迅速検査も行なっているのですが、今年は9月以降いまだにインフルエンザを疑わせるような患者様は一人もおみえになっていません。
コロナ感染対策で「密」を避けてソーシャルディスタンスをとったり、外出時の手洗いなどを励行されている事がインフルエンザ対策にも繋がっているものと思われます。
今年の冬は「コロナ」と「インフルエンザ」の同時流行も懸念されていますが、このままなんとか「医療崩壊」に繋がるような事態になる事なく乗り切りたいものですね・・・

「けやき内科」で実施している「インフルエンザ予防接種」も、ワクチンの規定数まで残りわずかになってきました。予約を検討されている方はお早めにお申し込みください。またご予約された場合はキャンセルはできませんので予めご了承ください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。

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2020年10月27日

Q「そろそろインフルエンザが出だす季節になってきますが・・・」

教えてドクター2.jpgQ) そろそろインフルエンザが出だす季節になってきますが、今年は新型コロナが流行していることもあって、とても心配です。インフルエンザの予防接種も「高齢者は早くうけた方がいい」と聞きますが、早くうけた方がよく効くのでしょうか?

A) 確かに寒くなってくるにつれて新型コロナとインフルエンザが同時流行する可能性が懸念されており、厚生労働省も今年はインフルエンザの予防接種をより推奨し、ワクチンも過去5年間で最大量の約6300万人分が確保されているとのこと。現状新型コロナは確立された治療法がなく、確定診断も全ての医療機関でできるわけではありません。一方「コロナ」も「インフルエンザ」も主な症状は「発熱」であるため、症状だけでは見分けがつかないという問題もあります。また「インフルエンザ」は「迅速診断キット」がありますが、十分な感染対策をとらずに検査が行われ、万が一検査をうけた人が「コロナ」であった場合、かえって感染拡大の一因となってしまうと言われています。このような状況の中「インフルエンザワクチン」による予防が重要視され、コロナ感染拡大防止にもつながると考えられているのです。ただ「早く接種すればよく効く」という訳ではありません。あくまで「希望者が殺到した場合は、高齢者などリスクの高い方を優先して接種を」とご理解ください。


(2020年10月27日 中日新聞なごや東版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2020年10月21日

調剤薬局を対象としたWebセミナーで講演させていただきました。

Asthma Live Seminar 2020blog.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

今回けやき内科のある名古屋市名東区の複数の調剤薬局を対象としたWebセミナー「Asthma Live Seminar」にて講演させていただく機会をいただきました。現在けやき内科には1,500名以上の気管支喘息の患者様に通院いただいておりますが、定期通院される慢性疾患の中では比較的若い年齢層の方が他疾患より多いこともあって、比較的広い範囲の地域から来院いただいています。そういった患者様は処方薬は自宅に近い薬局で受け取られる場合もあることから、薬剤に関する問い合わせを比較的遠方からいただく場合もあります。
気管支喘息の治療薬という観点からいうと、現在治療の中心となる「吸入薬」の種類がかなり増えており選択肢の幅が広がったということはメリットでもあるのですが、その分薬剤の差や特徴を把握していかに使い分けるかという点においてわかりにくくなっているというデメリットもあります。飲むだけの内服薬とは異なり、吸入薬は吸い方の手順や用法を間違えたりすると期待した効果が全く得られない場合もあることから、けやき内科では「吸入指導依頼書」を用いて、実際に「吸入指導」をされる薬剤師の先生、調剤薬局との「医薬連携」を行なっています。
今回のセミナーでは、私が処方医としてどのような考え方のもとに吸入薬を使い分けているか、吸入薬を使用する上でどういった点に注意するべきと考えているか、また調剤薬局で「吸入指導」をいただく場合にどのような点にご注意いただきたいか、治療効果を上げるためにいかに連携をとっていくか、など講演させていただきました。お忙しい中、複数の調剤薬局の薬剤師の先生方にご参加いただき、また講演終了後にはご質問も多数いただき大変有意義な時間を過ごすことができました。
こういった会に参加させていただいて薬局の先生方とお話しする機会を持つことは、地域における医療を充実していくために重要なことだと考えております。これからも「医薬連携」についても様々な形で積極的にとりくんでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


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