昨日名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加いたしました。
今回の講演会では第一部で半田市の「乙川さとうクリニック」の佐藤先生の講演を拝聴し、第二部ではケーススタディを中心に私もパネリストとしてディスカッションに参加させていただきました。
COPDは「肺の生活習慣病」の代表的なもので、主に喫煙によってひきおこされる慢性疾患です。タバコにより肺胞構造の破壊がおき「肺気腫」となり、気道の慢性的な「炎症」がおこることで発症します。一定期間喫煙習慣がある場合、仮に禁煙されたあとでも発症することがあることから「禁煙したから大丈夫」ということにはなりません。主な症状は「咳」や「痰」、動いたあとの「息切れ」、風邪をひいた際のながびく「咳」などですが、無症状のまま病状が進行し健康診断で指摘される場合もあります。症状があっても「タバコを吸っているからそのせいだ。やめればおさまるから。」と自己判断されてしまう場合もあり、喫煙者の方は注意が必要です。基本的には今の医学では完治できない疾患の一つであり、病状が進行すると呼吸不全が進行し「在宅酸素」といって、自宅で酸素吸入をしないと生活できない状況となる場合もあります。
今回佐藤先生の講演では、同じ生活習慣病である心筋梗塞などの「心血管疾患」との治療のかかわりに注目し、佐藤先生が実際どのように診療にとりくんでいるかをおうかがいしました。佐藤先生の真摯な取り組みを拝聴するにあたり、見習うべきところが多数みうけられました。また第二部では参加した先生方もまじえて活発な討論がされ、有意義な時間をすごすことができました。
今回の参加者は私もふくめ名古屋大学呼吸器内科医局の出身の同世代の医師ばかりでしたので、同窓会のような雰囲気でそれぞれの近況の情報交換もでき、これからの診療の励みにもなりました。みなに負けないように私も頑張っていこうと感じました。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。



Q) 健康診断で胸部レントゲンに影が見つかり、肺サルコイドーシスの疑いがあると言われました。この病気は肺にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
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