「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます。
2年ごとにおこなわれている「診療報酬改定」により、今月から全ての医療機関において医療費が変更されます。これまでは新年度に合わせて4月から変更となっていましたが、今年は2ヶ月遅れて6月からの変更です。患者様により自己負担額がことなりますので一概に何円変更とは言えませんが、診療の内容により自己負担額が増える方もみえれば減る方もおられます。したがって「気管支喘息」「高血圧」「糖尿病」といった定期的に通院されている慢性疾患の患者様で、検査や処方薬などを含め診療内容が先月と全く同じであったとしても自己負担額は変更されますので、予めご了承いただきますようお願い申しあげます。(薬価改定により同じ薬であっても薬代が変更されている場合もあります。したがって薬局で処方薬をもらわれる際の自己負担額もかわる場合があります。)
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2024年06月01日
2024年05月31日
今日は「World No Tobacco Day (世界禁煙デー)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。今日5月31日は「World No Tobacco Day (世界禁煙デー)」、そして今日から6月6日までの一週間は「禁煙週間」です。
この「世界禁煙デー」はWHOが定めたもので、今年のテーマは「Protecting children from tobacco industry interference(タバコ産業の干渉から子どもたちを守る)」です。日本では、令和6年度4月から開始している「二十一世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」において、喫煙による健康影響のうち、COPD(慢性閉塞性肺疾患)対策として、新たに「COPDの死亡率の減少」を目標とし、引き続き認知度の向上を行うこと等が重要視されています。また、受動喫煙防止については、健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、様々な対策を講じている中、「健康日本21(第三次)」においては、「望まない受動喫煙のない社会の実現」を目標に掲げ、引き続き受動喫煙対策を推進していくこととしています。これらをふまえ厚生労働省は「たばこの健康影響を知ろう!〜たばことCOPDの関係性〜」を令和6年度のテーマとして掲げています。
タバコはすっている人のみならず、周囲の人にも「受動喫煙」をおこし健康被害をもたらします。これまでに「自分は吸っていなくとも家族に喫煙者がいると肺癌になりやすい」「親が喫煙している子供は喘息になりやすい」など、さまざまな「受動喫煙」による健康被害が報告されています。喫煙者のかたはタバコの害をきちんと理解して、自分も家族も健康的な生活がおくれるよう「禁煙」にとりくむことをおすすめいたします。
また「けやき内科」では開業時より「禁煙外来」を予約制でおこなっておりましたが、残念なことに現在「禁煙補助薬」の供給が不安定なため実施できない状況となっております。供給が安定化次第再開予定としておりますので、しばらくお待ちいただきますようご理解のほどお願い申し上げます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
この「世界禁煙デー」はWHOが定めたもので、今年のテーマは「Protecting children from tobacco industry interference(タバコ産業の干渉から子どもたちを守る)」です。日本では、令和6年度4月から開始している「二十一世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」において、喫煙による健康影響のうち、COPD(慢性閉塞性肺疾患)対策として、新たに「COPDの死亡率の減少」を目標とし、引き続き認知度の向上を行うこと等が重要視されています。また、受動喫煙防止については、健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、様々な対策を講じている中、「健康日本21(第三次)」においては、「望まない受動喫煙のない社会の実現」を目標に掲げ、引き続き受動喫煙対策を推進していくこととしています。これらをふまえ厚生労働省は「たばこの健康影響を知ろう!〜たばことCOPDの関係性〜」を令和6年度のテーマとして掲げています。
タバコはすっている人のみならず、周囲の人にも「受動喫煙」をおこし健康被害をもたらします。これまでに「自分は吸っていなくとも家族に喫煙者がいると肺癌になりやすい」「親が喫煙している子供は喘息になりやすい」など、さまざまな「受動喫煙」による健康被害が報告されています。喫煙者のかたはタバコの害をきちんと理解して、自分も家族も健康的な生活がおくれるよう「禁煙」にとりくむことをおすすめいたします。
また「けやき内科」では開業時より「禁煙外来」を予約制でおこなっておりましたが、残念なことに現在「禁煙補助薬」の供給が不安定なため実施できない状況となっております。供給が安定化次第再開予定としておりますので、しばらくお待ちいただきますようご理解のほどお願い申し上げます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2024年05月24日
Q「気胸体型だとよく言われます・・・・」
Q) 20代男性です。気胸体型だとよく言われます。気胸になるとどのような症状が出るのでしょうか。
A) 「気胸」という病気は、肺がなんらかの原因でパンクしてしまい空気がもれ、結果として肺がおさまっている「胸腔」の中に空気がたまる病気です。肺気腫や肺癌などの病気に伴って起きるような、原因の明らかな気胸を「続発性気胸」と言い、明らかな原因がなく起こる気胸を「自然気胸」と言います。自然気胸は「20歳前後の痩せ型の長身の男性」におきやすいと言われています。
「気胸」の症状で頻度の高いものは「胸の痛み」です。通常「肺」そのものには痛みを感じる神経がないので痛くはありませんが、気胸になると肺を包んでいる「胸膜」が傷害されるため、痛みが起きます。特に呼吸で胸膜が刺激され、痛みが増強します。また痛み以外には、胸腔内に空気がたまって肺が十分に膨らむことができなくなり、結果として呼吸がうまくできなくなくて「息苦しさ」を感じるようにもなります。また胸腔内の空気が過剰にたまって肺や心臓・血管などを圧迫することを「緊張性気胸」といいますが、この場合は呼吸困難やショックに陥る場合もあり、命に関わる状況ともなりうることから注意が必要です。疑わしい症状があれば早めの受診をお勧めいたします。
(2024年5月23日 市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 「気胸」という病気は、肺がなんらかの原因でパンクしてしまい空気がもれ、結果として肺がおさまっている「胸腔」の中に空気がたまる病気です。肺気腫や肺癌などの病気に伴って起きるような、原因の明らかな気胸を「続発性気胸」と言い、明らかな原因がなく起こる気胸を「自然気胸」と言います。自然気胸は「20歳前後の痩せ型の長身の男性」におきやすいと言われています。
「気胸」の症状で頻度の高いものは「胸の痛み」です。通常「肺」そのものには痛みを感じる神経がないので痛くはありませんが、気胸になると肺を包んでいる「胸膜」が傷害されるため、痛みが起きます。特に呼吸で胸膜が刺激され、痛みが増強します。また痛み以外には、胸腔内に空気がたまって肺が十分に膨らむことができなくなり、結果として呼吸がうまくできなくなくて「息苦しさ」を感じるようにもなります。また胸腔内の空気が過剰にたまって肺や心臓・血管などを圧迫することを「緊張性気胸」といいますが、この場合は呼吸困難やショックに陥る場合もあり、命に関わる状況ともなりうることから注意が必要です。疑わしい症状があれば早めの受診をお勧めいたします。
(2024年5月23日 市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2024年05月07日
今日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今日5月7日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です。みなさん、ご存じでしたか?
この「World Asthma Day」は「喘息の国際指針」である「GINA (Global Initiative for Astma)」が「喘息に対する理解をすすめ、喘息の治療管理をよくする」という目的でさだめたものです。今年は「Asthma Education Empowers(喘息についての知識を得ることで喘息患者は強くなる)」をテーマに掲げ、喘息についての正しい知識の普及が、喘息の治療コントールの改善や、未だ無くならない「喘息死」の減少に寄与することができるとしています。
「喘息」は風邪をひいたり季節のかわりめなどに「咳」「痰」「息苦しさ」などの症状が出現することが多く、実際に症状を契機に病院を受診されるかたも多いと思います。一般に的確な病状判断のもと適切な治療をおこなえば80%以上のかたが症状のない状態にコントロールできるといわれていますが、症状がなくなったあとも「症状がでないように」治療をきちんと継続していくことが重要です。つまり「症状が無くなった」という事が「喘息がなおった」という事ではないのです。かといってずっと同じ治療を延々と続けるわけではなく、しっかりとコントロールされた状態が維持されていれば治療を「ステップダウン」していく、つまり薬の種類をへらしたり吸入薬の吸入回数をへらしたりする事もできるとされています。またこの「このコントロールされた状態」というのは「症状のない状態」のみをさすわけではなく、喘息の本態である「気道の炎症」がコントロールされ十分な「気道の拡張」が得られていることが条件となります。そういった判断をするためには、自宅での「ピークフローメーター」の測定や、定期的な「呼吸機能検査」・「呼気中NO測定検査」あるいは「呼吸抵抗測定」の実施が有用です。症状のみを基準として治療をやめたりすると、「気道狭窄」「気道炎症」が改善せず何度も症状を繰り返すようになったり、かえって治療必要期間がながくなったりするのです。
また世界中で「喘息」の患者数が増えていることが注目されており、全世界で約3億人以上、日本国内でおよそ1000万人の方が喘息であるとされています。また日本で年間約1000件以上みられる「喘息死」も問題となっており、「喘息死」の一番の原因は「病状を軽く判断したために、適切な治療がおこなわれなかった、あるいは遅れた」ことと言われています。
「けやき内科」は、呼吸機能検査・呼気中NO測定・呼吸抵抗測定等の詳細な検査結果をもとに、「気管支喘息」の的確な病状判断と適切な治療を実施していく呼吸器内科・アレルギー内科の専門医療機関として、適切な感染対策をとりながら積極的に喘息診療にとりくんでいます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2024年04月25日
ゴールデンウィーク中の診療について
「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
いよいよ今週末からからゴールデンウィークが始まります。長い方だと10連休となる方もみえるようです。良い休暇が過ごせると良いですね。
けやき内科の診療ですが、ゴールデンウィーク中は暦通りに診療を行います。29日の月曜日は「昭和の日」で祝日なので休診です。4月30日火曜から5月2日木曜までの3日間は通常通りの診療です。5月3日から6日は祝日のため休診とさせていただきますが、7日の火曜日から通常通りの診療となります。
けやき内科が休診の祝日・日曜に体調が悪くなった場合は、休日診療所や地域の救急センターを受診いただきますようお願いします。その場合は「くすり手帳」「喘息日記」「血圧手帳」などを持参いただけますと、普段の診療内容が伝わりやすいと思いますのでよろしくお願いいたします。
みなさん体調管理に気をつけて良い休日をお過ごしください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
いよいよ今週末からからゴールデンウィークが始まります。長い方だと10連休となる方もみえるようです。良い休暇が過ごせると良いですね。
けやき内科の診療ですが、ゴールデンウィーク中は暦通りに診療を行います。29日の月曜日は「昭和の日」で祝日なので休診です。4月30日火曜から5月2日木曜までの3日間は通常通りの診療です。5月3日から6日は祝日のため休診とさせていただきますが、7日の火曜日から通常通りの診療となります。
けやき内科が休診の祝日・日曜に体調が悪くなった場合は、休日診療所や地域の救急センターを受診いただきますようお願いします。その場合は「くすり手帳」「喘息日記」「血圧手帳」などを持参いただけますと、普段の診療内容が伝わりやすいと思いますのでよろしくお願いいたします。
みなさん体調管理に気をつけて良い休日をお過ごしください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。